概要
心は、どこかへ置いてきた。戦場へ出ると決めた時に。
戦後、辺境の星に流れついた元兵士のボニーは雑貨屋で働き始めた。カタギの市民としてまじめに穏やかに暮らす――それだけが望みだったのだが、ひとつ大きな問題があった。ボニーは戦闘以外に能がない、とてつもない不器用者だったのだ。平和な生活を送ろうと悪戦苦闘中のボニーの前に、不審な男たちが現れる。
【重複投稿先:小説家になろう、アルファポリス、note】
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!スペース・カウボーイの前日譚のような物語
引退した凄腕の元女兵士が開拓星の雑貨屋で職を得て働き始める話です。
SFファンにはピンと来ると思うんですが、モチーフはたぶんあのスペース・カウボーイかダーティな奴らです。雰囲気も良くて愛すべきヒロインのボニーや店主のキャラも凄くいいです。文章も上手で読みやすい。もうセンス有りまくり。
ただ、ここまで整っていると多くの人が私と同じ期待を抱くはずなので最初に言っておきますが、この設定に釣り合う大事件は起きません。言ってみれば大ヒットSF小説の前日譚のような感じでしょうか。
ですが、それ故にこれは今読んでおくことに価値があります。このまま作者がプロットを練り続けて舞台装置が大きくなれば続編で大…続きを読む