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概要
人を愛するために、愛する人を殺させました
未来のないこの国の、王である父は病に臥せっていた。その後を継ぐのはまだ十六歳の私しかいない。この国を守るためには、新たな王が必要だった。
「ねえ、大人になったら私と結婚してくれる?」
無邪気な私の質問に、その人は答えてくれなかった。それでも良かった、その当時は。
それなのに今は、その人を前に涙を流すことしかできない。
「私を恨んでくれますか?」
「ねえ、大人になったら私と結婚してくれる?」
無邪気な私の質問に、その人は答えてくれなかった。それでも良かった、その当時は。
それなのに今は、その人を前に涙を流すことしかできない。
「私を恨んでくれますか?」
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