概要
人は死んだらどうなるのか? 謎の扉が開かれる*.°
目に見えないものは絶対に信じない中2女子・大島 夏祈《おおしま なつき》の前に、交通事故で死んだはずの幼なじみ・三崎聖也《みさき せいや》が現れた。
パニックになりながらも、いつしか幽霊になった聖也と話したり、喧嘩をしたり……。
誰もいない壁や空間に向かって話す夏祈の姿に、まわりの人達からは、『精神的な病気ではないか?』と心配されてしまう。
心の病を理由に、祖母が住む南の島でゆっくり過ごすことになった夏祈。
そこで更に、奇妙な妖精まで見えるようになり、
夏祈にはありえなかった不思議な夏が始まる……。
パニックになりながらも、いつしか幽霊になった聖也と話したり、喧嘩をしたり……。
誰もいない壁や空間に向かって話す夏祈の姿に、まわりの人達からは、『精神的な病気ではないか?』と心配されてしまう。
心の病を理由に、祖母が住む南の島でゆっくり過ごすことになった夏祈。
そこで更に、奇妙な妖精まで見えるようになり、
夏祈にはありえなかった不思議な夏が始まる……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!島で過ごした不思議な夏
目に見えないものは絶対に信じない中学二年生の女の子、夏祈。しかしなぜか、事故で死んだ幼馴染みの男の子、聖也の声が聞こえてきて。
突然の出来事に戸惑い、医者からは統合失調症と診断されてしまう始末。
本当は病気じゃないのに、療養のために訪れたのは祖母の住んでいる島。そしてその島には小さいおじさんの姿をした妖精さんが住んでいて……
幼馴染みの死から始まるお話ですが、雰囲気は暗くなりすぎず、明るい気持ちで読むことができました。
まだ大人になれていない、中学生らしい未熟さを抱えている夏祈。死んだ聖也と向き合って、おじさんと過ごして少しずつ成長していく、少し不思議な夏の物語です。 - ★★★ Excellent!!!あったか非日常ファンタジー
目に見えないものは絶対に信じない主人公の目の前に、事故死したはずの幼なじみが現れた。
大切な人と突然の別れ、その人が幽霊となり再び目の前に現れたなら……。
もしも私なら、やはり逢いたい、もっと話をしたい、もっと一緒にいたいと願うでしょう。
主人公もまた、幼なじみとの再会にパニックになりながらも、嬉しい半面寂しさも。
切ないストーリーですが、どこかほのぼのとしているのは、小さいおじさん(妖精)の存在です。
口調も人柄も穏やかであたたかみのあるおじさん。
まだ読書途中ではありますが、どんなラストが待ち受けているのかとても気になる作品です。
(52話 拝読後のレビュー)