概要
大人に知られてはいけないの。不思議な世界に旅立つ決心は出来た?
日本の大学生”ヒナ”は、留学生の友人”ルナ”に誘われてイングランドに赴く。ルナの実家には妹の”ポー”が居て、楽しいバケーションを過ごしていた。
けれどもある夜、ルナが帰ってこない。
大人たちが捜索する中を、ヒナとポーはぬいぐるみに連れられて冒険に旅立つ。
そこにルナが居る。彼女たちが行かなければ、決して戻ってはこれないのだ。
―――主な登場人物―――
◯ヒナ
本名は雛子。日本の大学で、文学部に在籍。なんでもそれなりに出来るほうだが、反面だれにも負けないという特技はない。
◯ルナ
本名はルーナ。出身はイングランドで、ヒナの通う大学に留学している。ヒナを連れて実家に帰ったはいいが、放ってどこかへ出ずっぱり。ある夜に、行方不明になってしまう。
◯ポー
本名はポーリーン。ルナの妹。明る
けれどもある夜、ルナが帰ってこない。
大人たちが捜索する中を、ヒナとポーはぬいぐるみに連れられて冒険に旅立つ。
そこにルナが居る。彼女たちが行かなければ、決して戻ってはこれないのだ。
―――主な登場人物―――
◯ヒナ
本名は雛子。日本の大学で、文学部に在籍。なんでもそれなりに出来るほうだが、反面だれにも負けないという特技はない。
◯ルナ
本名はルーナ。出身はイングランドで、ヒナの通う大学に留学している。ヒナを連れて実家に帰ったはいいが、放ってどこかへ出ずっぱり。ある夜に、行方不明になってしまう。
◯ポー
本名はポーリーン。ルナの妹。明る
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ルナを助ける! 想いを貫いて――彷徨いがてら不思議
途中までの感想です。
色々なファンタジー、例えば、『不思議の国のアリス』や『ヘンゼルとグレーテル』などの要素を上手く練り込んだ作品です。
同じファンタジーでもカッコよくなぎ倒していく勇者が登場しない物語です。
大切なことって何かを考えさせられました。
これは、子どもの心の中でしょうか?
ある日、ヒナ(雛子。日本の大学生)とポー(ルナの妹)は、ルナ(ヒナと同じ大学の留学生)を探しに出たところで、迂闊にもついて行ってしまったドールのウサギの罠にかかる。
そこは、異世界だった。
ドールがいる。
床がふかふかする城があり、その中には、無限回廊もみられる。
私は、タンスが、少し不思議…続きを読む - ★★★ Excellent!!!不思議の国の奥深くで見つけたのは、家族の絆を取り戻すための鍵でした。
ウサギのぬいぐるみに導かれ、穴から転げ落ちた先にあったのは、人形ばかりが暮らす不思議な世界。
行方不明の友達ルナを探して、彼女の妹ポーをお供に、主人公ヒナの冒険が始まります。
そう、これは『不思議の国のアリス』をモチーフにした作品です。
しかし読み進めるうちに気付くでしょう。この物語の根幹にあるのは、現実世界のどこにでも潜んでいそうな家族の絆の問題であるということに。
端正な文章で色鮮やかに紡がれる、どこか不気味でどこか可愛らしい『ドールの国』の情景。
女王様の思い通りに作られた世界の理の歪さが、迷い込んだ者を苦しめます。
『女王様』とは、いったい誰なのか。
なぜ彼女は、このような世界…続きを読む