人魚視点です。異世界ファンタジーのジャンルで、タグに人魚とありますから表現は比喩ではない。比喩かなと思って読んでも楽しめると思います。かなしい話は苦手という人でも大丈夫。
うっかりするとすぐ壊れてしまいそうな繊細な作品だった。 偏屈な合理主義よりも、とにかく主人公の小さな足取りが少しずつ確かな軌跡になって接した人一人一人にとても貴重な宝物を配る……そんな内容だった。
あわく、やさしく。いきいきと、みずみずしい。悲劇ではない人魚の物語。読後感がとてもいいです。ときどき挟み込まれるあいうえお作文もいいアクセント。
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