コキ使われて追放された元Ｓランクパーティのお荷物魔術師の成り上がり〜「器用貧乏」の冒険者、最強になる〜

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（48文字）

この作品は「ざまぁ」と「ギャグ」のバランスが大事だと教えてくれた。
そして「ざまぁ」とは何なのか読む側に考えさせてもくれた。

作者のこの作品におけるチャレンジング精神を評価したい。
ジェイクだけ突出して人間味にリアリティがある点に作者の拘りを感じる。

話の構成は良いのに主人公が間抜けと言う理由で、とことん甘い人間。すぐ奴隷になるし仲間に捨てられても行方不明と聞いただけで助けたいと言い出す。何一つざまぁ要素もないのでざまぁ見たい人は回れ右した方がいいと思います。スッキリするような話、終わらせ方ではないのでモヤモヤするのが多く、爽快感などを求めてる人には向きません。
とにかく激甘能天気主人公。

話は面白かったです。
ただ、主人公が度を超えてお人好しなせいか全然共感出来なくて少しモヤモヤしました

最新章を読んでいて本当に元パーティのリーダーは救われて欲しいと思える作品。

ざまぁ？？？　とは一体………w

第２章までは楽しく読めますが、第３章がなんてこっただよ！

前半は面白くて丁寧に読ませてもらいました。中だるみが長く読む意欲がかなり低下したのは、無駄な描写（オーガあたりからジェイクとの戦いまでずっと）が20話以上と長すぎたからかと。
ただここまで読者の想いに応えない引き延ばしばかりのジラシ更新が続くと、むしろ神業にも思えてきます。読みたいと思える部分が進まず、必要ない部分が延々と続く作品です。そして更新が途絶えた（令和2年3月）。

ストーリーやキャラは良かったんだけど展開が些か遅いと自分は思いました。

面白い設定が活かしきれてないなぁ、と。
魔術師っても少しクレバーが良いんで無いかなー、と。

あと最近の展開が文字数増やすために無理矢理引き伸ばしてる感じがしてしんどい。
嫌々書いてるみたいで。


割と最初の展開は楽しかったのにな。