閉じる
表示設定
目次
第50話 あなたがそこに、いるだけで
はじめてあった あの時の
ときめきとためらいとを 今でもおぼえてる
あなたがそこに、いるだけで
世界はあんなにも輝きを増していた
あなたにとって それは
もう遠い記憶の出来事でしかないかもしれない
儚い一夜（ひとよ）の朧月
魅せられたのは私のこころ
うしなったのは
あなたに惹かれて 居場所をなくした私のたましい
遠い浜辺に打ち寄せる
波間に灯火を浮かべましょう
レクイエムが消えぬ間に
そっと寄り添うこころを見つける
おさなごのように微笑んで
見つめる視線は過去の木霊
手にしたオレンジにそっとくちづけ
新しい風に酔いましょう
すべてが過去に 過ぎ去ってても
また笑顔でここで、会いましょう
世界はいつも 輝くのだから
ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）
応援したユーザーはいません
応援する
アカウントをお持ちの方はログイン
カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。
新規ユーザー登録（無料）
カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック！
カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう！
応援すると応援コメントも書けます