第18話 こころ今は遠くとも

積み重ね 笑いあった日々が

今はこんなにも遠い


その年月に意味があったのだろうかと


奥歯噛みしめて

想い悩んでも



いま



新たな扉開かなくては


新しい人生の羅針盤手にして

夢のさきを歩む彼方

そこにまた出会うこともあるやも知れぬひとよ



いま



旧き衣脱ぎて

道を拓くその時に来たのだと

空に羽ばたく風見鶏が告げる



時を重ねたひとよ

今はさようなら


再び出逢うやもしれぬ彼方に想い封じて

私は歩む


空に近づく嶺を辿りながら



新たな空の宝箱満たし手に



再びの出逢い信じて

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