この子はわたしの娘?記憶喪失の女が出会う、行方不明の娘と同じ名前の少女
凍える冬の夜に外で寝たら死ぬ。
だからマーリットは宿を探しているという少女を自宅に泊めることにした。
少女の名前がエリ・アーベルだと聞き、マーリットの記憶と感情が刺激されていく。
過去の記憶がないマーリットには、エリ・アーベルという名前の娘がいたらしいのだ。
目の前にいる少女は自分の娘なのだろうか。いや、まさか。でも――
夏は白夜、冬は一日の大半が闇という国で、記憶喪失の彼女が出会う大切な人たちとのお話。
※「スノーウィ・ハンド」(https://kakuyomu.jp/works/1177354054884164429)のサイドストーリーです。
「スノーウィ・ハンド」を読んでいなくても大丈夫です。