本作を読んだあなた、つい自分の唇を撫で回して左右に裂けてないのを確認したくなるでしょう。いや、性別に関係なく。
　それが済んだら食事に行きたくなりますよ。
　

この作者さまには何度もだまされているので（ほめ言葉です）いちおう心の準備とかなんかいろいろしてたのに……！

また、まんまとやられたよ！

3話構成ですが、文字数は2400字程度なので、すぐ読めます。ぜひ、最後まで読んでください。

口裂け女よ永遠なれ……！！

私も口裂け女も、二日目で、二日目で止めて置いたらぁぁぁぁぁぁ……!!!
……まあ、ホラーじゃなくなりますが(笑)。
怖いのは苦手ですが、これはすごい。天晴です。

口裂け女。
今ではあんまり聞かないかもしれませんが、やはりポピュラーな都市伝説の一つですよね。
口裂け女の話が怖くないわけないんですよ。
でもこの作品は……。

口裂け女が大変な目に遭います。
現代を生き抜く（？）のは、やはり大変なようです。

三部構成でおりなされる、ご存知口避け女の物語です。
まったく新しいアプローチで読み手を楽しませて、いえ、恐怖の坩堝に落としてくれます。
意表を突かれ、ラストには「ヒ〜ッ！」と悲鳴を上げてしまうかもしれません。

都市伝説というものは、時代によって変化していくものだと思います。
口裂け女が、昔のままの口裂け女で存在できる日はもうないかもしれません……。

ちょっと可哀そうな口裂け女のお話です。
「私、綺麗？」と定番的に声をかけた相手が……という三つのお話。
そのオチに、声をあげて笑いましたが、ジャンルは確かにホラーです。

口裂け女と、そのターゲットとなってしまった人達のお話。都市伝説の存在にも、怖いことはあるんですね…

口裂け女、可愛いです。
ここに出てくるのはかなり可愛い子です。
でも、ホラーですよ。
ホラーです。

もう一度言います。
ホラーです。

　まんまと作者さんの思惑に乗せられました(笑)

　いや、キャッチコピーに書いてるんですけどね！？

　とにかく、３話まで読んで下さい。