第12話 これをお被りになって

『じゃぁ、これをお被りになって、そしてこれを…… 』

彼女は覆い被さる様にして、ヘルメットの様な物を僕へと被せた!

と、当然…… 上の頭だよ!


あぁ、か、彼女の胸が、ち、近い!

それにしても、良い香りがするぅ。

「これは…… ヘッドセット!? 」

VRゴーグルとヘッドホンが一体化した、ジェットヘルメットタイプの物を被された。

その直前のパラダイスが、僕の娘感……


娘感と書いて股関と読む!?


を刺激した。

不味い! 

マッチョよヘルプ!


「では、邪魔な布切れはサヨナラ〜よ 」


下腹部よりシャキシャキと鋏の音がリズミカルに聴こえて来たぁ!?


「ちょ、ちょっと?! 」

下半身へ涼しい風が!?

あああぁ! 彼女の、と、吐息が……


『あらぁ…… まぁ…… 可愛らしいわぁ。

暴虐?? ポウ!? ギャグの間違いよねぇ 』

彼女は僕の娘感こかんを眺めると、 呟いた。


僕のゾウさんは、ただ今休眠中につき、決して起こしてはなりません。

「お、お願いだから…… 眺めるだけで堪忍してぇ! 」

僕は心から訴えた! だが、その望みも呆気なく断たれるのだった…… 。

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