第10話 得た知識は…… BLからだった?!

 彼女の研究を手伝い始めて1ヶ月が経とうとしていた。

あの日、僕のゾウさんは奇跡的に護られたのだ!


で今、研究は佳境に入っている。

「生体エネルギーをエクスタシーに変換し、アソコをタッチ・・・させる装置だよね、どこにエクスタシーを送っているのかなぁ? 」

ずっと疑問に思っていた。

彼女は男の事を知らな過ぎるのだ!

得た知識は…… BLからだった?!

やおい穴・・・で子供が出来ると信じていた!!

この子の親! 出て来い! 折檻してやる!

と…… 叫びたい気分の一ヶ月だった。


おれは、彼女の親で終るのか?

どこかで聞いたフレーズだな?


「はい!? タッチ・・・!? って…… 

ゾウさんが元気になる事でしょ! だから、ゾウさんに送っているのよ! 」

彼女は美しい形の胸を、どうよ! と突き出して

私偉いでしょ! とアピールしている。

おい! それは危険だ! ご褒美だと喜んでいる場合ではない!!

だが…… 眼福であったのは事実だ!

心のアーカイブに大切に保存しておこう!


「違うんだよ! 頭! ここに送らなきゃ駄目!

頭から、ビビビッッ!て このゾウさんへと信号が行くの! 」

間違っても…… 亀頭さんでは無いですよ! 頭部です!


「え~~~~~~~~~~~~ぇ!」

おい、そんな引いた顔をしないでくれ! 

俺のガラス細工のハートが痛む!


こんな調子で、初めての性教育を同級生に行なっている俺って……

虚しい……

違う意味で、おれのゾウさん・・・・に危険が迫っている気がするのは気のせいか?!


「わかったわ、 明日まで、待ってね。 すぐに改良するから 」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る