第4話 え? 内診台って

『これで、いいのかな? 』

僕は彼女に言われるままに、変った形の椅子へと腰掛けた。

 

男の僕が知っている訳が無い!

そりゃ…… エッチなVRとかも観ない事も、ごにょごにょ、だけど。

知っていたら、絶対に座らないもの!!!

こんな、危険な診察台になんて!

え? 内診台・・・って言うんだって。

『へぇ~! 』と思わず言ってしまった。


彼女は内診台に座った僕に声を掛ける。

「有難う、 じゃぁ、危ないから少しジッとしててね 」

とニッコリ微笑んだ。

思わず見惚れたのは内緒だ!


内診台の横にあるスイッチを彼女が押すと、椅子が突然動き出した!

いきなりベルトが飛び出し、腹部と腕を拘束された。

それにビックリしたのだが、次の瞬間足首を拘束されてしまった!


『はい? ちょ、まって! これってなに? 』


その時の彼女の瞳を僕は一生忘れないだろう!

だって…… 吸い込まれるかと思う程に綺麗だったのだから。

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