刃衣の君に※旧題『不審者ですが、美少女にナイフを向けたら気に入られた件について』　

捕まりたくてナイフを向けた。向き合う少女は、刃物フェチなちょっと危ない奴だった。
悠瀬まなと出会ったことで、俺の日常は一変する。明日の新聞に皆塚定理という俺の名前が載る展開にはならなくて、何故だか美少女を匿ってる。見てくれはいいけど頭のネジが若干ズレた彼女を、俺はナイフで撫でる羽目になって――倫理も良識も壊されたのに、俺はまだ、彼女といることを選んでる。人と愛情表現が違うだけで、その在り方は変えられるのだと信じて。
……ところでまなさん、俺のナイフ、返してくれない？　

やさぐれた青年と、傷だらけの少女が織り成す、青春偏愛ストーリー　※小説家になろう、エブリスタにも投稿しています