ぼくらはみんな生きづらい（仮）〜prelude〜

ファンタジー要素のありのギャグコメディ作品です。
ストーリーの合間に本筋と関係ない会話が機銃掃射のように繰り広げられ愉快です。

新しいスタイルの作品ですがいい意味で手軽に楽しめます。

この小説は楽しむためにある。
内容は各話のタイトル通りだ。
気になったら読め、そして笑え。
気安く接してキャラが一人でも気になったら読み進めればいいさ。
そういう作品だと思います。


「や、やあ、刃渡先輩だよ」


ココで笑った人は僕と握手！

タイトルにPreludeとあるとおり、この物語は一つの青春物語に繋がっていく前奏曲なのだと思います。

舞台は卒園式が終わった直後の高校。
上級生の門出を祝わず屋上で惰眠を貪っていた主人公の瑛理が渋々と体育館に片付けを手伝いに行き、落ちているシュシュを拾い、持ち主を探すという日常の一コマを切り取ったような話なのですが、彼は終始誰かと漫才のように話をしています。

彼の傍を片時も離れない、他の人間には見えない存在。
そんな少女の存在が、他人の意を汲んだり誰かを慮ったりができない瑛理を支えているのですが、当の瑛理は飄々として我が道を自由に突き進んでいる感じがします。
卒業式の後で彼は数人の生徒と…続きを読む

　こういう人物紹介みたいな習作めいたものを気軽に公開して、読んだりしちゃえるのも投稿サイトの良さだなあ、なんて。

　作者さんの持ち味である軽妙な中にも緩さやインテリジェンスや、それから自嘲が漂うユーモア感が発揮された青春群像劇……になるのかな？
　魅力あるキャラクターたちの本格始動が楽しみです。