空手バカ異世界 ~物理で異世界ケンカ旅~

作者 輝井永澄

1,472

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★★★ Excellent!!!

ニコニコ漫画の掲載作品から検索して読ませてもらいました。さくさく読めて一気読みしましたね。良い作品です。
根性論?良いじゃないか!流石にこれは無理だろう?いや、行けるよ!と無理を通していく空手バカの表現は読んでいて気持ちが良かった。
ストーリーはバトルメインで程よいシリアス要素がありますので展開にも退屈せずに読めました。
いやぁ、良き出会いでした。作品を書いたクリエイターに感謝です。

★★★ Excellent!!!

長男が生まれて、1年と6か月が経ちました。
絵本が好きで、何度も何度も読んでくれとおねだりをしてくるようになりました。
この子が大きくなって、字が読めるようになったらこの小説を読ませてあげたいです。
強く大きく育つように、困難から逃げないように、そして人間は気合さえあれば空間すら割れるんだぞ、と。
「いつか出るんじゃないか、いや、もしかしたらもっと大きな声で叫べば次くらいで出るんじゃないか。」
親の目を盗んで全力でカメハメ波の練習をした、何とも言えないあの幼少期のドキドキを子供にも伝えてあげたいと思います。

最後まで一気に読みました。
途中何度も椅子からケツが浮きました。
いっけぇええ!ってやつです。
空手を信じたくなりました。
大変、素晴らしく、面白かったです。
ありがとうございました!

★★★ Excellent!!!

タイトルにツボって、初めて「ライトノベル」を読んだのですが……

彼の振るう拳が、手刀が、蹴足が、いつも胸に迫って涙が止まりませんでした。

勝つための技ではなく、負けないという心を。
抗うための術ではなく、諦めないという魂を。

武道の「武」は「戈(ほこ)」を「止」める、すなわち争いを未然に防ぐこと。

徒手空拳で強大な力に立ち向かいつつ、拳を交えた今日の敵が、明日の友となる。

これは武道が目指すべき境地を示した一人の男の、旅の途上の物語。

掛け値なく感動したっ!
ありがとうございましたっ!!

押忍!!!

★★★ Excellent!!!

○○バカってかっこいい。バカは真っ直ぐで例え他人に否定されようとも己の信じるもののために生きる。何度転んでもバカは二本足で立ち上がって前を向く。
そんなバカがただの大人には眩しい 。
大人になればなるほど頑張って失敗するのが恥ずかしくて本気を出してない振りをして、本当に本気を出せなくなり、情熱を失ってしまうことが多い。
情熱を失うことは、希望を失うことと同義だ。希望を失った大人を見て、その大人の身近なティーンエイジャーはどう思うだろうかは容易に想像できる。
御作品で主人公の師でもある先輩は言う。希望を捨てるな。自分の希望は誰かが受け継ぎ、光を命を繋ぐと。
夢に傾けた熱量は、希望は決して無駄ではないのだ。個人の祈りは誰かに受け継がれ、それが新たな世界へと繋っていくのだとこの作品は教えてくれる。
この作品は何かに夢中になることを肯定してくれる。
主人公は空手バカで空手を究めていると言っていいレベルだが、究めること自体ではなく、究めようとする情熱の輝きこそが尊いのだと教えてくれる。
私は一度夢を諦めたものの、もう一度夢を叶えるために前進している人間だ。もう一度頑張ってみようと思えたのは、とある人が魅せてくれた希望に他ならない。
バカは希望をくれる。そして、希望はただそれだけでパワーになる。実態がなかろうと、アメーバ状だろうと、古代竜だろうと、魔王級だろうと、空手の力を、生身の人間の可能性を、人から人に受け継がれる希望を信じれば、道は拓ける。 そうなんだろ、親愛なる空手バカさん?
追伸、ウィルマ姫と空手バカの師弟関係は受け継がれていくのを感じてとても好きです。

★★★ Excellent!!!

この物語はフィクションであり、作者の体験談ではない。
ということになっている。
カクヨムでの体裁上は。

いや、もうそんなの、もはやごまかし切れてないだろう。
と周囲は思っている。
さっさと吐くがよい。

人知を超えた力によって異世界へ転移させられた主人公。
彼の冒険の目的は、魔王討伐でもハーレム作りでもなく、
ひたすらに空手を信じ、強いやつと出会って戦うことだ。

戦いの舞台に立てば、いつだって最初は周り全部が敵だ。
アメリカでの武者修行における完全アウェーのリングより
苛酷な敵意にさらされながら、彼は己の空手の道を貫く。

こざかしい言葉ではなく、鍛え抜いた空手で相手と語り、
小手先の知恵ではなく、正しいと信じる道を行動で示す。
そんな彼に、異世界の者たちは何を感じ、何を思うのか。

「個性的な対戦相手が次々と現れて、空手家が迎え撃つ」
本当にそれだけのシンプルでストレートな展開なのだが、
小細工なしの骨太さゆえに、とにかく熱くておもしろい。

最大の問題は、どこからが脚色なのか、という点だろう。
本作が、作者の空手と異世界転移の経験に裏付けられた
非常にリアルな小説であることは疑う余地もないのだが。

個人的には、時に色っぽい絵を提供する女騎士エンディは
男性の友人を女体化させたキャラなのでは、と推測する。
エルフの柔術家の連絡先おしえてください。取材したい。

熱くて痛快な試合の数々は、理屈抜きで本当に楽しめる。
「異世界ものかよ、ケッ」と思う読者にこそオススメ。
少年ジャンプ系のバトル漫画がお好きなかたには是非!

★★ Very Good!!

 空手って、それ自体には触れることができないじゃないですか。手や足や拳には触れることができても。
 けれども、空手家がそこにいる時、空手は在る。その所作や佇まいの中に。
 で、その依り代となるのは、肉体だけではなく、意志とか気遣いの様なものだと僕は思うんです。
 ここにはないという形で、在る。そういう意味では、空手は「虚」そのものだと思います。だから、同じ「虚」であるモンスターを倒すことができる、そんな風に思いました。

 

 ラスボス(?)との闘いがとても素敵でした。

★★★ Excellent!!!

空手家が格闘マンガで見かけるカラテ技術で、ファンタジーなモンスターたち相手に無双する話で、ときどき出てくる武術を使うモンスターがよいです。

魔法と体術を併用するエルフ柔術、尻尾を使って蹴りを強化するリザードマンサバットなど。

異世界でもきちんと蓄積された技術があり、異能だけでなくその技術も使ってくる、というのが、ほかの異世界転生ではあまりみかけないですがとても好きです。

既に完結していますが、できればほかのモンスターの創作武術もみたかった。

★★★ Excellent!!!

空手一本押しの作品かと思いきや、読み進めていくと異世界ファンタジーとしての魅力が詰まった作品になっていて、これがおもしろい。
能力バトルものの見どころって「こんなスキルでどうやってこの敵に勝つの?」な部分なわけだけど、この作品では「空手でどうやってこの敵に勝つの?」がメインの軸として読者の興味を牽引しつつ、物語は異世界ファンタジーの王道をいく、いわば「地に足の着いた空手」という感じで良い。

★★★ Excellent!!!

異世界転生してしまった空手家。とにかく強い。そしてとことん空手バカ。
異世界ならではの技を駆使してくる様々な相手を空手を駆使して次々倒していく様は、よくこんな設定思いついたなあ、と感心しっぱなしです。
設定に今流行りの転生ものを取り入れながらもどこか昔のアニメを思わせるノリがどことなくツボにハマります。躍動感あるバトル描写、敵を倒していくごとに少しずつ明らかになっていく世界観。夢中になって読んでいるうちに少年心を思い出し胸が熱くなってきます。
相手を打ち倒すことよりも自分の力を信じて、自分の中にある困難に立ち向かう、カラテで自分の生き様を示す、その姿勢が素晴らしいです。特にラストの戦いは心を撃たれました。
刮目せよ!この熱き戦いを見よ!今こそ空手を信じるのだ!

★★★ Excellent!!!

読むかどうか悩んでいる方も、まずはエピソード一覧に目を通してみてほしい。

……ずっと空手が戦ってるな!?

そう、動くと動かざると、この作品は常に空手と異世界の者たちとの戦いなのである。
その愚直に戦いを求める空手家の主人公には思わず手刀、もといツッコミを繰り出したくなることも多々あり、つまりは序盤から「なんで空手が」と笑わせられつつ、しかし迫力ある戦闘描写に、アクションに疎い読み手でも分かりやすい用語についての説明、そして一章後半から明かされる意外な世界観に知らず知らずのうちに引き込まれる作品なのである。

まだ読み途中ですが、また時間ある時に帯を締めて続きを追いたいと思います。

***

読了したので追記。

これから読み始める方には是非ご安心いただきたい。
最後まで空手バカだった。ぶれなかった。

異世界の強敵に立ち向かうのに、果たしてチートスキルは必要だろうか?
……否。
なぜなら我々が誰しも持っている力、立って歩く能力こそが、自らを奮いたたせ世界を切り開いていく力なのである。
そんなことに気づかせてくれる作品でした。

本作が書籍化された暁には、是非とも劇画調の表紙でラノベ界に殴り込みする様を見てみたいものである。

★★★ Excellent!!!

異世界と言えば転生して特殊スキルとチートで無双してハーレムでしょ!
そんな先入観は、開始1ページ目にして、主人公の拳によって粉々に砕け散りました。
今日からは、異世界と言えば空手です。空手の時代なのです。

私は空手未経験者です。それどころか、武道の類いは、高校の授業で柔道を数回やった程度のか弱い美少女(仮)です。

そんな私が楽しめたのですから、空手経験者の方がどれだけ楽しめたかを想像するだけで羨ましくてなりません。

テンポよく進むストーリーに、次々と出てくる強敵。そして、主人公の一貫した信念。

余計なものは何もなく、そこにあるのは空手だけ。
こんな快作を読まないなんて選択肢はありません。
さあ、今すぐ読み始めるのです!

最後に、とあるキャラクターの台詞を引用して、感想とさせていただきます。
"なんなんだよ……あんたら一体、なんなんだ。なんだよカラテって"

★★★ Excellent!!!

ストーリーは非常にシンプルだ。
しかし、意外とシンプルな面白さを出すのは難しい。
だが、この作品はそれを見事に成し遂げている。
そして、主人公も愚直だ。本当に、空手バカだ。

だが、それがいい!

設定にこった複雑な話もいいだろう。
しかし、豪速球で叩き込まれるようなシンプルな
面白さを求める人には、 たまらない作品だ。

さあ、理屈はここまでだ。
読めば、わかる。

そうすれば、あなた達もきっと「空手を信じる」ことが出来る!

★★★ Excellent!!!

タイトルがもうズルい。
元ネタの作品は不束ながら名前しか知らないのだが、それをもじったこのタイトル、一見しただけで誰が何をやらかすのかわかりすぎてズルい。添えられたキャッチコピーもズルい。
これを読まずにいられるかチクショー!

もともとのSNSでのネタ発言は私も目にはしていたが、まさかそれを本当に一つの作品にしてしまうとは思わなかった。
しかもただ空手バカな主人公がトンデモ勝負にトンデモ理論のトンデモ技で読者総ツッコミ不可避なギャグを演じるのかと思いきや――いや実際にそんな部分もあるが――それだけではない。

ギャグだけではなく、シリアスとの配分がまた見事なのだ。
何のために武術をやるのか。なぜそこまで強さを求めるのか。
理由は武術家それぞれによって異なるだろう。武術をやっていない人間には興味もなかろう。
だがこの空手バカ、もっともっと強い相手と戦いたい、その一心でバカみたいな強敵へと立ち向かう。チートなんぞ不要と豪語し、その肉体と技と精神だけで撃破する。
その姿がまたバカなりに格好良く、他の登場人物はおろか読者さえも虜にしてゆくのだ。

なお、この手の格闘技小説には共通した副作用がある。
読む前には体操着と運動靴の準備をお忘れなく。

★★★ Excellent!!!

その男の体は空手で出来ている。
血潮は空手で、心も空手。
幾たびの戦場を越えて不敗。
ただの一度の敗走もなく、
ただの一度の驕りもなし。
担い手は己の体ひとつで
異世界の戦場で空手を放つ。
ならば彼の生涯に一片の悔いなし。
その体は、
無限の空手で出来ていた。

……遊びで書いてみたらあながち間違ってもいなかったので、このままレビューに採用してみた。

とにかく空手。圧倒的空手。すごく……空手です。
でも一撃、もとい一発ネタみたいに思える題材を見事に調理し、最初から最後まで一時も飽きさせることなく読者の心を鷲掴みにする展開とテンポのよさはまさに「空手すごい」のひとこと。
作中に何度も「空手を信じろ」ってセリフが出てきますが、読んでいるうちにきっとあなたも空手を信じるようになります。

空手、こいつハンパないわぁ。

★★★ Excellent!!!

 空手バカ異世界が完結した。

 物語の導入から『空手vs炎の魔神イフリート』ときている。掴みとして、あくまでも物語の掴みとして、ファンタジーでも強敵である上位精霊炎の魔人が空手の前に沈むさまは心に刻み込まれた。「ああ、これは面白い!」と。

 その後の更新もその話で対決がこなされたり、前編後編、長くとも前中後編の三話で対決が見せ場と共に終わるという、実に期待を持たせそそる構成。これはまるで格闘ゲームのような怒濤の連戦。しかも、まったくもって自然に空手家が戦い続けている。これはすごい。日常=空手。

 空手家の行動原理は簡単だ。強いヤツと戦いたい。それに尽きる。彼の言葉も真摯に『戦い』に対して向かい合う気持ちのよいものだ。誰が相手であろうと、何が相手であろうと。

 その戦いの数々において、空手家は様々な『技』を以て戦う。しかし、驚くべきことに、技を殊更に魅せたいがために状況を用意していないことが驚きだった。自分などは「この技を試したいからこの敵にこうさせよう」という思惑が透けるような構成になるだろうが、筆者は違う。全く以て『その敵ありき』で空手家を対峙させ、実際に対決を描写するように物語っている。これはしっかりと術理を把握していなければ書けない構成だと思う。

 技は、その状況その状況において発動した動きに付いた名前であるとするならば、作中の主人公である空手家がいかなる状況においても取るリアクションすべてが『空手』になるのも頷けるというもの。

 その『空手』とは何か。
 物語の終盤でそれは確かな感情と共に読者に明かされる。是非ともこれから読む皆さんにも、空手とは何かを自分でしっかり口にできる体験をしてもらいたいと思います。

 面白かった!

★★★ Excellent!!!

面白いとか、そういう話ではない。
面白すぎる。
とにかく、レビューとか読んでないで、読むべきだ。
どんなにごちゃごちゃ詳細なレビューを書いたところで、この痛快な空手バカにはかなわない。

とにかく、タイトルだけ信じて読めばいい。

★★★ Excellent!!!

このお話は空手家による、異世界決闘遍歴の物語です!
一話で一回はある戦闘シーンは手に汗握り、所々で語られる空手の神髄にも胸が熱くなります!
また、敵も種族ごとに闘法が違うので、次の相手はどんな戦い方をするのだろうと考えると心が躍ります
ホビットは、錬金兵法
エルフは、古流ハイエルフ魔法柔術
リザードマンは、蜥蜴鬼人蹴脚術
ね、聞いただけで、わくわくしてきませんか?
また普通物理攻撃が効かなそうなモンスター、例えば、死霊の怨念の塊であるスペクター相手にも空手で立ち向かい、そして勝つ!
まさに、『空手、モンスターを選ばず』!
どんなモンスターでも勇猛にそして豪胆に対峙し、そして勝利を収める様には、いつも胸がすくような感動を覚えます。
そんな異世界空手、感動と爽快感を味わいたい人におすすめです

★★★ Excellent!!!

空手、空手、とにかく空手!
空手は生き物と向き合う方法を教えてくれる!
空手は世界と向き合う方法を教えてくれる!
空手には倒せない敵などない……
しかし空手とは戦うためだけのものではない。相手を倒すためだけのものではないのだ。
空手は時として人間を、魔獣を救う。
真の武道とは救うことなのだ。

とにかく空手がすごいというのを伝えたい。
腕力だけではない。脚力だけではない。呼吸であり、生物の身体の知識。そういう一見地味なものが勝利の秘訣になったりする。空手ってすごいな~!!と思うわけです。

でもこの作品の空手のすごいところはアクションシーンだけではありません。
主人公の空手を通じて鍛えられた精神とそれに共鳴する者たち――ウィルヘルム、オークロード、ゲベル少年――彼らとの心の交流の物語でもあります。彼はただ戦闘だけを通じて最強を目指しているのではないことがうかがい知れます。空手は体を鍛えるだけではない。

とか何とかかっこつけたことを書いたけど、とにかく空手スゴイスゴイ小説ですので、疲れた時に何も考えずに読むのにも◎。泣いて笑って楽しい作品です。

今、4章が始まったところです。
彼はこれから自分と同じ異世界転生者と戦うことになるのでしょう。
空手はチートスキルをもった転生者を救えるのか?
これからのクライマックス、楽しみにしています。

★★★ Excellent!!!

他の方々もコメントしてますが、間違いなく最後まで読めるやつです。
タイトルを見ただけで「絶対におもしろいだろ、コレ!」って作品は、本当にうらやましい。アイディアの勝利といってしまえばまさにそうなんですが、そのアイディアをきちんと突き詰め、しっかりと誰もが楽しめるエンタメに仕上げているあたりに、書き手としての技倆を感じます。

ファンタジーではもはや手垢がついているといってもよい異生物たちでも、戦う相手が「空手家」となれば、こんなにもおもしろいバトルが展開できるのかと感動してしまいます。応援コメントが「空手すげえ」で埋まるあたりに、この作品のおもしろさが現れているでしょう。

そしてもっとも大事なのが、作者がこの作品に封じ込めた「空手愛」です。空手を究めれば、どんな生物にも勝てると思わせてしまうあたり、まさに「空手を信じろ!」ではないでしょうか。

ぶっちゃけ30~40代以上の人にも読んでもらいたいーーそんな気分にさせてくれる痛快な一作です。

★★★ Excellent!!!

書くのも読むのも大変に遅い自分なのですが、この作品の特筆すべき点は、何よりも読みやすさ!
異世界バトルライトノベルのわかりやすさと、固く熱苦しくも読み進めやすい梶原まんがの合わせ技で、温故知新の合体攻撃を受けてしまいます。本編での空手バカは、合体攻撃とか夢のまた夢の一人無双ですけども。

また、異世界転移素手バトルもの書きとして執筆タイミングがかぶってしまったので、「うちと戦い方が近い!」「うちとぜんぜん違う!」など完全に個人的な楽しみも見出しています。
ある意味世界で一番、この作品の更新に一喜一憂しているのでは……。

★★★ Excellent!!!

 我々日本のゲームファンは、RPGで「武道家」や「モンク」に親しみが深い。よって、素手で戦う主人公というのは、誰もが思いつくだろう。派手な必殺技に、気弾が行き交う!魔法をも超越し、騎士の一撃より強い拳!だが、本作は違う…本作の主人公は「空手家」であり、我々と同じ物理法則の中で戦う。空手で戦う。ただ、物凄く空手を極めてる、それだけの男である。ダイナミックなアクションと、空手を知り尽くした作者の的確な空手知識。何より「古今東西のファンタジーモンスターを、次々と空手で屠ってゆく」…これをエンタメと言わずして、何がエンタメか。カクヨムコン3で一番の話題作、絶対にこの冬読まれて欲しい物語です!

★★★ Excellent!!!

某格闘漫画の某空手家が廻し受けをしながら
「矢でも鉄砲でも、火炎放射器でももってこい!」
って言ったのを思い出した。

昭和の頃に劇画で流行った異種格闘技ものの匂いがする作品です。

今後様々なファンタジーの怪物を、どのような理屈を駆使して空手でやっつけられるかを是非追求して欲しいなと勝手に考えながら読んでおります。

餓狼伝好きなら是非。

★★★ Excellent!!!

この作品を一言で語るなら空手だ! 二言で語るなら空手 空手だ! もう一つおまけに言うならこの作品は超空手だ! レビューになってないかもしれない! すまねえ! でもこれを読んで感じた最も大きいことはそれなんだ! それくらい空手の描写が見事なんだ! ゴチャゴチャいうのも無粋だ、もしちょっとでも興味を持った人、クリックして読むという行為に没頭するんだ! 空手を知らない? 大丈夫! ほんの少ししか空手を知らない俺でも十分わかるし楽しめたんだ! とにかくこの戦闘シーンを見てくれ!

イフリート、ミノタウロス、鎧に身を包んだ騎士。ファンタジーでおなじみの奴らに空手が勝てる訳がない、そんな私の考えを一編に一変させてしまったのがこの作品です。そう思わせるほどに戦闘シーンがリアリティーに溢れている話です。またそれ以外にもキャラの造詣がとても深くできています。私は国王が気に入りました。短いながらも大物を感じさせる彼、このような人物が自分の上司だったらな、とさえ思ってしまいました。

★★★ Excellent!!!

空手で異世界を制覇する物語。
魔法、魔術、異能の力が中心とされている世界観にやってきた主人公。
主人公の男は強大な敵に鍛え抜かれた空手で立ち向かいます。

空手。
カラテです。
主人公は空手に身を捧げた、空手馬鹿なのです。

魔法などではなく、極めて現実的な対処法で………現実的な?おそらく現実的な倒し方で異世界の魔獣たちを倒します。
格闘漫画などに詳しい方なら絶対に聞いたことがある技で、モンスターを倒すのです。
若干、総合格闘技な技もあるかも………。
イフリートやドラゴンライダーなど、様々なタイプのモンスターを格闘でもって倒していく様は、圧巻。

---カラテとは何か?
その答えが、ここにあります。

★★★ Excellent!!!

チートなんてなくても、モンスターや騎士は倒せる。
てっきり超人的な力が出てくるのかと思いきや主人公は理詰めで戦う武闘派で、こちらのペースに持ち込み敵の弱点を突いて撃破するという堅実さ。
しかし積み上げた経験と肉体とカラテしか見えてない鋼メンタルで何者にも立ち向かう姿は心地よく、男としてカッコいい!
痺れたのが、カラテ技ならファンタジー世界にも通用するんだ!と思わせる熱い描写の数々!
バトルが読みたいならこの作品はきっと満足させてくれます。

★★★ Excellent!!!

 子供の頃、角川スニーカー文庫を興奮しながら読み漁ったものです。
 冒険を通して成長していく主人公、ヒロインやその友達、周りの大人達。
 本作はそういった異世界ファンタジーに存在しがちな周りのわき役は出てきますが主人公が空手家、という部分がとても斬新です。
 空手の技や体の部位に他の異世界物の様な説明が無く、あれっ、格闘技経験無い人わかるのかな? という部分もありますが、実在のものなのでスマホ、パソコンで検索できるので全然問題ありません。
 実在の技がどこまで異世界で通用するか、この部分が既存の作品とは大きく違う所でしょう。
 異世界の主人公(パーンやスレイン)の強さにあこがれた中学校当時の私は強さを求め格闘技を習い始めてしまいましたが、本作を読んでいたら迷わず空手を習っていた事でしょう。
 押忍の精神を学べる素敵なライトノベル。
 空手を信じてぜひ出版して頂き未来を担う子供達にも読んで頂きたいものです。( ´∀` )

★★★ Excellent!!!

面白い。
いくらなんでも、面白すぎる。

異世界転生するもチートは持たず、空手で異世界の敵を薙ぎ倒すという展開、アイデア勝負の作品を連想させるも中身を見ると巨大な敵に生身の人間が立ち向かうという熱い王道展開。そもそも異世界転生するきっかけからして面白い。主人公も少し読んだだけで魅力が伝わって来る。

読者(というか私を)一瞬で惹きつけて離さない、なんて面白い作品なんだ…!

★★★ Excellent!!!

 この作品について、詳細なレビューは必要あるまい。

 まず、読む。そして、感じる。
 さすれば、おもしろさは伝わってくる。

 本当に引き込まれるようにして読みましたね。飛鳥拳……じゃない、主人公の活躍が今後が楽しみです。

 ああ、この作品を読んだら、私の頭の中では、しばらく「空手バカ一代」オープニング曲が回りっぱなしでした。

 

★★★ Excellent!!!

いや、面白い。期待通りのカラテ道。次々に闘いが続いて飽きさせない。
独白を含め、パロディ、オマージュから一周回って新しい。

作者は、異世界を舞台にして、このタイトルを思いついた時点で、何手先まで読めたのであろうか。
よもや、執筆前から勝負あった?

何を書いてるのか、自分でもわからなくなりましたが、現時点では第1章のハイライトは、国王とのファイト!でしょうか。まさか、こうくるとは予想外。

そして、2章以後へと後を引く1章の締めもうまい。 えっ、次章予告? エルフ柔術家⁉️ さらに期待が高まります

★★★ Excellent!!!

もうですね。そんな某格闘ゲームのキャッチコピーに相応しいものと思います。

強いものと戦う為に、日夜空手に励む男。そんな彼が異世界に飛ばされ、その目的が果たされようとされる!

殴る! 蹴る! 関節を捻る! どんな狂暴なモンスターでさえも戦う姿は、まさに戦士その物!

もちろんそんな彼に立ちふさがる脅威。それでも彼は、どんな苦境を乗り越える事が出来るだろう。

彼の空手が世界を救うと信じて!!

★★★ Excellent!!!

舞台設定、ストーリー展開、作品の端々で語られる哲学……。そのほか細部に至る所まで、唸ってしまう出来映えでした!
 そして何と言っても、ブレのない主人公のキャラ造形!
 主人公は飽くまで強さを求めるため、空手とは何かを究めるために、敢えて困難に立ち向かっていきますが、その姿はこの作品の作者様に重なりました。
 主人公と対峙する敵に敢えて難しいキャラや境遇を持ってくるその姿に。
 イーフリート!? 触れないじゃん!
 ドラゴンライダー!? 空飛んでいるじゃん!
 スペクター!? 近づくことすら出来ないじゃん!
 クラーケン!? 水の中じゃん!
 古代ドラゴン!? 絶対無理だよっ!
 しかし作者様はその困難を正面から乗り越えていきます。
 ああ、そうなんだよな。面白いということ、エンターテイメントってこういうことなんだな、と改めて感じさせてくれました。
 そしてラストシーン。主人公は新たな闘いの場へと足を踏み出していきますが、その姿も作者様と重なって見えました。
 この作品を終えて、作者様も新たな闘いの場に足を踏み入れていくのでしょう。
 面白い物語を追求するその姿勢、一ファンとして今後も楽しみにしております。

★★★ Excellent!!!

空手にすべてを捧げた男が、異世界でその技を示し、更に鍛え、高みを目指す求道譚です。

圧倒的筆致で描かれるバトル描写、チートを不要と言い切る爽快な主人公の姿、実に清清しい。

人気の上がりかたを見れば、特別な言葉で飾り立てる必要はないでしょう。
ただ、読んで、酔いしれてください。

そう、空手なら、勝てる。

★★★ Excellent!!!

単刀直入に言って、熱い。面白い。この作品が正しい評価を得られないのであれば、僕は失望と抗議の意味を込めて書くことを辞めるかもしれない。それだけ読者としてリスク以上に魅力を背負える楽しみに満ち溢れている。

あとは物語の風呂敷をどれだけ広げるのか。それとも収めるかが本作の試練と課題かもしれない。作者と主人公という名の師範が、読者とファンいう名の弟子をどのように率いて行くのか。いずれにせよ本作に少しでも、一瞬でも何かがグッと込み上げた者は、この結末を見届ける義務がある。

これだけ称賛しながら、どうして評価が★2なのか?
それは、最後の★は、この物語が完結した時に少しでも伝説に立ち会った瞬間の楽しみに残しているからだよ。

★★★ Excellent!!!

大変な作品が生れ落ちてしまった。
おそらく、この作品はこの先、コンテストのみならず、カクヨムの一翼を担う物語に成長するだろう……

異世界転移した空手バカが、空手の技のみでファンタジー存在を殲滅する。
ただそれだけ。
そのシンプルさが、強い。
恐ろしく強い。
だってバカなんだ、空手だけで読ませてくるのだ。

とかく痛快。とかく爽快!

あの名作を知る人も知らない人も、是非読んでほしい傑作である。

★★★ Excellent!!!

カクヨムコン3の大賞最有力候補かもしれない本作。
タイトルの韻の素晴らしさからして記憶に残る。

今のところ、ストーリーよりも空手のアクションと爽快さ、そして空手バカさ加減が非常に魅力になっている。
ああ、もうストーリーなんてこの際いらない。
ただ、その拳を蹴りを見せてほしい!
このまま10万文字まで突きぬけてくれ!

――残心。

★★★ Excellent!!!

 第一印象は、「何か聞いた事あるようなタイトルだな」だったんですけど……、一話目で一気に引き込まれました。
 例え炎を纏っていようと、圧倒的な体格差があろうと、完全装備であろうと、「大丈夫だ、空手を信じろ」と言い、それらの相手に打ち勝つ主人公が物凄くカッコいいですし、爽快でもあります。
 主人公が何故実戦空手を極めようとしているのか等、幾つか謎が残りますが、それらを抜きにしても面白いです! 続きを楽しみにしてます!

★★★ Excellent!!!

……って書きましたが、私、空手って全く知りません。
まだ『空手』のことよく知らないから愛してもいません。
だけど、めちゃくそ面白いです!(←だったら、なんでそのキャッチコピーにしたw)

異世界に飛んだ主人公は、女神から『チートスキル』を貰えると言うのに、要らん、と一言。
『空手』の道を究めたいだけ、それにしか主人公は一切興味はない!
アホである! マジモンの『空手バカ』である!

戦闘描写は、立体的で空間をノビノビと使っているのに……挟まれるギャグ(?)にやられます。
炎を素手で捌くシーンとか、『なんかそれっぽい理屈』を言っているけど、絶対無理だろ! とツッコみたくなる勢い。

反則級でしょう、この面白さ……この作者さん、SF書いているイメージあったけど、コメディー作家さんでしたね……
(印象がガラリと変わった瞬間であった……)

★★★ Excellent!!!

これほどに面白く続きが読みたくなるのに、これほどレビューが書きづらい作品も難しいでしょう。現代的なラノベの型を踏襲していながら、吉川英治あたりの時代の冒険活劇的などこか古典的な香りを残している。

それはおそらく何よりも潔く、求道者的な主人公の魅力にその理由があるように思われます。
生身の人間として逡巡もありながら、あくまでも「空手バカ」な彼は、空手を信じて、人間を信じて突き進みます。ですから、私が言えることはただ一言。

「空手を信じて、読め!」

★★★ Excellent!!!

能力なんて神様に与えられるもの。
だが、この作品は違う!
昨今の作品で多い中、このカラテ作品は純粋に、人間が人間のまま強くなり、人間でない者を倒す!
痛快であり爽快!
カラテでどこまで対抗できるのか読者に与えてくる緊張感と人外をカラテで倒す爽快感!
二つが見事にマッチングしている作品です。