タトエちゃん

「なんだ君は」という問いかけと、問いかけられる男の「ある動き」がリンクしているのですが、それは読んでのお楽しみです。 　ことばはいつも、それ自体が指し示すものにはたどり着くことはで…続きを読む

　本当は自分だけが知っていたい。でも教えたい。そんな小説の代表です。 　 　モダン・カルト―昔ながらの「歌留多」のルールに刺激的な改訂を加えて生み出された新しいスポーツ。 　その覇…続きを読む

　逝く夏が名残の輪舞曲を舞いながら遠ざかっていく様を見送るような、そんな気持ちにさせる作品です。
　陽炎色の伴奏が聞こえてくるようです。

　二つのものがぶつかり合う物語、それが読後の印象でした。剣と剣が、役者と役者の内面が、意地とキャリアが音を立ててぶつかり合い、二重の意味での「鍔迫り合い」が繰り広げられる。それが物…続きを読む

この世界観！豊潤な語彙と組み合わせの巧みさ！ 虹が化石になったなら、きっとその手触りはこの作品の読後感のようではないでしょうか。 パカリと開いた天窓から眩暈世界の空を仰ぎ見るよう…続きを読む

　「かまいたち」 　と、この作者のことを私はひそかに呼んでいます。 　ふくよかで、どこかほのぼのとした抒情を感じさせる文体と、「まさか……」と息を呑むどんでんがえしの切れ味を見せる…続きを読む

タイトル、凄いセンスですね！ 大喜利で「自分の母親がアイドル歌手だった時のデビュー曲の名は？」というお題にこのタイトルが出たら、きっとイスから転げ落ちるまで笑うと思いま…続きを読む

彼女の属性も、彼の心象も直接描かれていないのに、ありありと伝わってきます。脱帽しました。ついでにヅラも取ります。ヅラなのかよ。

めっちゃ 真似したい。つうか、します。

こうあって欲しい。こんな筈はないのだけれど。

ちなみに私の婆ちゃんは元体育教師でした。

「……斬られたね」 ―斬られた、ものの見事に。読み終わった後、背筋が伸びました。 「けどさあ、まさか『斬られる』なんて思ってなかったじゃん。このタイトルで、この文体で」 ―あれだ…続きを読む

「というわけでね、カクヨムで注目している作品のレビューをさせて頂きたいんですけど」 ―今回の作品は『萌語物語』　狼煙さんの著作です 「こう言うのも何だけど、よくわかってないでしょ…続きを読む

「いやあ、これはレジェンドです！我々が目にしているのは、間違いなくレジェンド誕生の瞬間です！」 ―ほんと、１ページで立て続けに爆笑した小説は初めてでした。それもド短尺で」 「それ…続きを読む

　空手って、それ自体には触れることができないじゃないですか。手や足や拳には触れることができても。 　けれども、空手家がそこにいる時、空手は在る。その所作や佇まいの中に。 　で、その…続きを読む