概要
無法の荒野に現れた天才美少女探偵は悪党どもを許さない!
その助手こそ、身長二メートルを超える巨漢、銕(くろがね)二八郎!!
「二八郎、やっておしまいなさい! 汚物は消毒なのです!!」
「ガオーッ!!」
美少女探偵と快男児が、マフィアに脅される孤児院の美女院長といたいけな子供たちを守って大奮闘する痛快活劇、ここに開幕っ!!
※「小説家になろう」にも重複投稿しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!汚物を消毒!美少女と鉄の大男コンビによる痛快冒険譚
美少女ジャスティナと彼女に付き従う鉄人のような大男二ハチローが、街にはびこる悪者どもをバッタバッタとなぎ倒す──
勧善懲悪の痛快アクションは講談調の語りの味わい深さもあいまって、どこかレトロで懐かしい気分で楽しめます。
二ハチローに任せておけば悪者が束になってかかってきても安心……と思いきや、ひやっとする弱点(?)もあったりして、ドン・キホーテの従者の名を冠しただけのコミカルな展開もあったりします。
ジャスティナと二ハチローの旅の目的なども最後に明らかになりますが、今回の短編はそんな彼らの旅路の断片を切り取ったようなストーリー。
ジャスティナの目的が果たされるその日まで、彼らの勧善懲悪…続きを読む - ★★ Very Good!!荒野に響く講談 ―― 痛快活劇が幕開ける
80年代90年代テイストや各種パロディ・オマージュを散りばめながら
ちっちゃい天才美少女とおっきな快男児が悪党どもをギッタバッタとなぎ倒す!
パロディ・オマージュといっても作中の人物や小道具には煩くはないがキチンとした描写やカメラワークが意識されていて物語にちゃんとした厚みがあります。
結果、ヒーローがヒーローをして悪党がヒャッハーすることに安心して気持ち良くなれるエンタメ性が生まれていると私は感じました。
ジャスティナの銃撃シーンはスピーディで
二八郎の戦いは重さを感じるパワフルさがある。
両名とも強者ですが、その強さはフレーバーこそあれど現実の延長線上にあり、彼らは確かに戦ってい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!講談調がもたらす、勢いがフルスロットルしている作品!
小説ってのには無限の形がある!それを教えてくれたのがこの作品だぁ!読んでみればわかるが、この作品の地の文は講談調、講談師の人が語るような形となっている!そのため物語にすさまじい勢いが加わるだけでなく、すごく読みやすくなっているんだ!皆も経験ないか?うだうだと地の文が続いて「読む気無くしたー!」ていう経験!この作品はそんな感情を一切抱かせないくらい、地の文が読みやすくて次々見たくなる!読んだら最後、ページをめくる手が止められなくなる小説のタイプだね!確信した!
驚きました。まさかこのような小説があるとは……
読みやすさだけでなく、キャラもいいです。どう考えても鉄人28号を元ネタとしているよ…続きを読む