銕(くろがね)のサンチョ・パンサ

作者 結城藍人

40

15人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

美少女ジャスティナと彼女に付き従う鉄人のような大男二ハチローが、街にはびこる悪者どもをバッタバッタとなぎ倒す──

勧善懲悪の痛快アクションは講談調の語りの味わい深さもあいまって、どこかレトロで懐かしい気分で楽しめます。

二ハチローに任せておけば悪者が束になってかかってきても安心……と思いきや、ひやっとする弱点(?)もあったりして、ドン・キホーテの従者の名を冠しただけのコミカルな展開もあったりします。

ジャスティナと二ハチローの旅の目的なども最後に明らかになりますが、今回の短編はそんな彼らの旅路の断片を切り取ったようなストーリー。
ジャスティナの目的が果たされるその日まで、彼らの勧善懲悪の旅を追いかけたくなること間違いなしです(^^)

★★ Very Good!!

80年代90年代テイストや各種パロディ・オマージュを散りばめながら
ちっちゃい天才美少女とおっきな快男児が悪党どもをギッタバッタとなぎ倒す!

パロディ・オマージュといっても作中の人物や小道具には煩くはないがキチンとした描写やカメラワークが意識されていて物語にちゃんとした厚みがあります。
結果、ヒーローがヒーローをして悪党がヒャッハーすることに安心して気持ち良くなれるエンタメ性が生まれていると私は感じました。

ジャスティナの銃撃シーンはスピーディで
二八郎の戦いは重さを感じるパワフルさがある。 

両名とも強者ですが、その強さはフレーバーこそあれど現実の延長線上にあり、彼らは確かに戦っているのです。便利なスキルやチートでバトルシーンを半自動的に進行させる作品とは違う汗や肌のヒリつく感じの戦いがここにあるっ!

惜しいのは短いことっ!!

★★★ Excellent!!!

荒野に颯爽と現れる美少女と巨大な影。
悪滅必殺の鉄拳を見よ!

血沸き肉踊る痛快活劇、そんな話は時代が変わっても愛され続けているはず。
こういうストレートな勧善懲悪を、講談調で語るのだから雰囲気もバッチリです。

難しい理屈はいらない。
圧倒的美少女と、無敵の鉄人コンビの活躍に瞠目せよ!

★★★ Excellent!!!

小説ってのには無限の形がある!それを教えてくれたのがこの作品だぁ!読んでみればわかるが、この作品の地の文は講談調、講談師の人が語るような形となっている!そのため物語にすさまじい勢いが加わるだけでなく、すごく読みやすくなっているんだ!皆も経験ないか?うだうだと地の文が続いて「読む気無くしたー!」ていう経験!この作品はそんな感情を一切抱かせないくらい、地の文が読みやすくて次々見たくなる!読んだら最後、ページをめくる手が止められなくなる小説のタイプだね!確信した!


驚きました。まさかこのような小説があるとは……
読みやすさだけでなく、キャラもいいです。どう考えても鉄人28号を元ネタとしているような銕二八郎。でも機械的な面だけでなく、優しくてどこか可愛げがあり、見ていて応援したくなるキャラです。また主人公のジャスティナ・ゴールドフィールドも面白そうです。
「知的・衝撃的・破壊的天才少女探偵ですわ!!」
この紹介文を見て色々とお察しできるキャラであるのは明白です。完全にこの作品に心わしづかみにされました。お見事!