概要
どんなものでも調理する。ここは【幻想料理店】
永遠の黄昏が鎮座する、深い深い森の中。
ぽつり、と佇むお店がひとつ。
そこはどんなものでも調理する摩訶不思議な幻想料理店。
花冠をつけた猫の被り物のオーナー。
大きな薔薇の頭をもつ奇妙な姿の給仕たち。
「当店、メニューはごじゃいません」
ですが、かならず、ぜったいに、
お客様に見当たったお料理を御提供いたします」
そして御代も不要です。
その代わりと言ってはなんですが、
胃袋にしまう大切な食材は【持参】でお願いします。
幻想を食せる料理店に集まる、人や、人でないものたちの不思議で奇妙な美味しいお話。
*基本的には一話完結型
*SF(少し不思議)ごはん
少し加筆修正をして再公開
ぽつり、と佇むお店がひとつ。
そこはどんなものでも調理する摩訶不思議な幻想料理店。
花冠をつけた猫の被り物のオーナー。
大きな薔薇の頭をもつ奇妙な姿の給仕たち。
「当店、メニューはごじゃいません」
ですが、かならず、ぜったいに、
お客様に見当たったお料理を御提供いたします」
そして御代も不要です。
その代わりと言ってはなんですが、
胃袋にしまう大切な食材は【持参】でお願いします。
幻想を食せる料理店に集まる、人や、人でないものたちの不思議で奇妙な美味しいお話。
*基本的には一話完結型
*SF(少し不思議)ごはん
少し加筆修正をして再公開
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!書きかけの小説はどんな料理になる?
しゃべり方が可愛い猫のオーナーがいる料理店は、食材持参の不思議な料理店。
ゼンマイとネジを卵で包んでオムライスに、黄色い風船を甘いプリンに、それは食べ物じゃないでしょうというものを素敵な献立へと調理してくれます。
オムニバス形式のお話はどれも描写が丁寧で美味しそうなのですが、私のお気に入りは「異世界旅行のミルフィーユ」と「救世主さまはぐちゃぐちゃ」の二つです。この二つは主人公が共通していて、それが心地の良い読後感を与えてくれます。
特に「救世主さまはぐちゃぐちゃ」はタイトルの危ない感じに反してとても優しい味わいのお話で、すごくお腹がすきました…。
「幻想粗餐」もこちらも、どちらもとても面…続きを読む - ★★★ Excellent!!!【幻想料理店】そこは美味しい言葉が堪能できる優しいお店です。
『どんなものでも調理する。ここは【幻想料理店】』
オーナー兼料理長は猫。しかし、頭は被り物。ですが、とても優しいお方です。
美しい薔薇頭の給仕たちや、各話で登場するお客様たちは超が付くほど個性豊か。
さらに後半から登場する子鼠ちゃんも、愛らしくとってもキュートです!
そして、なんといっても見どころは、オーナーが作る絶品の料理たち!
調理工程から味わうまで、五感を刺激する言葉たちに、うっとり魅せられてしまいました。
基本一話完結の物語であり、一話の分量は長めと感じるかもしれません。
けどそれは、行列に並んででも頂きたい名店のよう。
物語を楽しんでいるうちにやってくる、オーナーの見事な調理…続きを読む