孤高の紅葉は、ロールケーキがお好き。

日本家屋と原風景に映える紅葉が美しい物語でした。

危機の寸前で、呉葉に救われた真音。
それでも体にダメージを負い、動けるまでの間のほんの少し重ねた交流で見えてくる、懐かしい日本の風景に似て非なる世界に住む呉葉が背負う役割。

はっきりした真音ちゃんの、管理栄養士への夢。
おぼろげな呉葉の役割と、その世界。
それらを繋ぐのは、生きる時間も世界を超える、友情に似た信頼。
相手が誰であろうと、理解を傾ける思いはとても素晴らしい世界を構築するのだと教えて下さいました。

一見、古風な呉葉は現代とを往来し、コンビニやロールケーキ、
菜園にはズッキーニ。
このギャップが可愛いと感じました。

この二人の今後や、呉葉の物語が気になって仕方がありません。
素敵な物語を、ありがとうございました。

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