青もみじの揺れる中、美しきあやかしと心通わすひととき。

こちらの物語の異世界は、青もみじの中にひっそりと佇むお屋敷です。
そこには美しい女性が独りで暮らしております。
先代、先々代から受け継がれてきた昔ながらの暮らしの中に、ほんのちょっぴり現代のスパイスを入れながら──

そんな穏やかな空間の中で、主人公・真音(まのん)は目を覚まします。
けれども自分が何故そこで寝ているのか、どうやってここまで来たのか、ここがどこなのかが全くわかりません。
そこに現れたのが、お屋敷に住む “呉葉” と名乗る女性。
そこから若い女性ふたりの穏やかでちょっぴり不思議な交流が始まります。

呉葉さんが人ならざる者であることは序盤からうかがえるのですが、チャーミングで少し天然の彼女にはきっと誰もが心を許してしまうような温かみがあります。

夏の信州、爽やかな風が青もみじをかさかさと揺らす、そんな静かで穏やかな異世界でのひとときを、あなたもどうぞゆったりとお楽しみください(^^)

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