覚《さとり》トリ

作者 コノハナサクヤ

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★★★ Excellent!!!

登場人物がみな魅力的で、ハコ押しです!

ストーリーはキュンキュン逆ハーレム状態にもかかわらずほどよい甘さで、ダラダラしていなくて読みやすいです
辛い境遇にも簡単には負けない主人公、好感度大です
他人への優しさが光ります
シリアスな話のなか、笑ってしまう部分が多いのは主人公のキャラがいいから!

糖分補給、優しさ補給にちょうどいいお話、おすすめです!

★★★ Excellent!!!

再読ですがやはり面白いです。
人の心が読めるという特殊な能力を持つ美貌の三兄弟と、そこへやって来たお手伝いの紅葉。逆ハーレム的な環境は誰もがうらやみそうですが、そう甘くは物語が進まないところがいいです。特殊能力そのものよりも、それを持っていることに対する鬱屈した気持ちがよく描かれているので、登場人物たちが現実離れせず人間味があります。

そして、彼らのために雇われた紅葉という主人公がとても魅力的です。健気でひたむきなヒロイン、ではあるのですが、その真っ直ぐすぎて正直すぎる性格と言動が非常に痛快です。それでいて時には人生を悟ったような深いセリフを放ってくれたりするので侮れません。

キャラクターそれぞれの個性が立っていて、随所に散りばめられたユーモアでずっとクスクス笑いをしながら読んでしまいます。ラストはほのぼのと気持ちの良い読後感。
ラブコメとファンタジーとシリアスの配分がちょうどよいエンターテイメントです。

★★★ Excellent!!!

人の心が読める覚。
でもそんな無敵の覚の力が通用しない存在がいます。
そんな存在に覚のいる一族が気づくことによって物語が動き出すのですが……

シリアスとコメディのバランスがとっても良いです!
ずーっとシリアスだと疲れちゃうけど、頻繁にコメディな展開を入れてくださってるので、毎話、もしくは数話に一度はクスクス笑ってしまいました☆

美男子の三兄弟と主人公の恋愛模様が描かれている所もドキドキして良かったです☆
主人公が羨ましい(笑)

あと、私が一番好きだったキャラクタはフジコです!
フジコ、うちに欲しいー!!!

★★★ Excellent!!!

人の心を読める妖怪、覚(さとり)────。
その存在を知る人も少なくはないかと思いますが、本作の覚は妖怪ではなく、見目麗しき三兄弟。しかも大豪邸に住むセレブです。

そんな覚の住むお屋敷に、何の因果か高校を休学してまで家政婦としてやって来たのが、本作のヒロインである紅葉。
超貧乏な家庭で育った紅葉は、宇宙最強の戦士にそっくりな梅さんや迫力あるもふもふのフジコ、個性豊かな三兄弟に翻弄されつつ奮闘しますが、やがて覚をめぐる事件に巻き込まれてしまいます。

明るく前向き、誰かのためならかなりの無茶をしてしまう紅葉に、人の心が読めるはずの覚たちが翻弄されてしまうのが何とも微笑ましくキュンとしてしまいます。
タイトルの『覚トリ』の意味が途中で明らかになりますが、物語の最後にはその存在の意味を再び考えさせられるという、ストーリーの妙も楽しかったです。

★★★ Excellent!!!

ちょっと不思議な異能をもつイケメン3兄弟が登場するお話。
各人魅力満載ですが、私のいち推し悠弥くんはツン具合が最高にかわいい美少年です。末は芸能人かと噂される、うるわしの小学5年生――絶妙なツンデレ度に心くすぐられまくりました……!可愛い、このお話の主人公が本当にうらやましいです。
情感あふれる文章とコミカルなタッチで描かれるやり取りも面白かったです(梅さんがツボでした。まさに妖怪、って言ったら失礼?)
イケメン好きな方にも、私のように美少年という言葉にそわそわしてしまう人にもおすすめな作品です!!

★★★ Excellent!!!

家族の借金のために一年間高校を休学して、大邸宅の朝比奈家で住み込みの家政婦をすることになった紅葉。

そこには巨大猫のフジコ、尋常ならぬ妖気を漂わせている梅さん。そして、人の心を読む覚《さとり》の力を持つ美形三兄弟、千弥、廉弥、悠弥がいた。

……なんだか妖怪屋敷のような紹介になってしまいましたが、あながち間違っていないような気もします(笑)

ストーリー的には決して笑いごとでありません。美形兄弟に囲まれての逆ハーレム? なんてニヤニヤしている場合でもありません。それどころじゃありません。←

けれど、深刻な展開でも重苦しい雰囲気にならないのは、やはりキャラクターの力でしょう。明るくパワフルで物怖じしない主人公の紅葉をはじめ、登場人物たちが皆とにかく魅力的で楽しい。

中でもね、梅さん。紅葉にはもはや人外あつかいされている梅さん。わたし、梅さんが愛しくて愛しくてしかたありません。その強烈なキャラクターはぜひ本編で確かめてください。

ドラマ性とキャラクターの魅力と、それをあますことなく読者に伝える繊細な描写力。最後まで飽きさせません。ぜひ読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

覚という人の心を読む能力を持った兄弟。そこに住み込みで働くことになったヒロイン。

設定がいいです。人の心を読む能力も色々と面白く、発展します。

登場人物がみな、魅力的です。好きです。みんなに。惚れます。

これは、売れること。間違いない!

★★★ Excellent!!!

親の作った借金を立て替えてもらった代わりに、高校を休学してお金持ちの朝比奈家に奉公に行くことになった女の子、紅葉。
何とも気の毒な状況ですけど、奉公先で待っていたのは、三人の美形兄弟でした。

イケメン三兄弟と一つ屋根の下、ラブコメ的な展開ですね。辛い奉公に来たはずが、なんて羨ましい状況……とは、一概には言えないのですよね。
この三兄弟、いずれも一癖ある人ばかり。小学生の末っ子は生意気だったり、年上の長男は女の敵だったり。

更には彼らの祖母、梅さんまで強烈なお人。どれくらい強烈かと言うと、先に上げた三兄弟、もしかしたら主人公の紅葉まで食ってしまいそうな方です。ス〇ーウォーズのヨー〇のような人だとか、妖気を放っているとか、色々凄い事を言われている人なのですよ。
どんな人物なのか気になった方は、本編を読んでみてください。彼女の魅力は、レビューではとても語り切れませんから
こんな家で一年も奉公するだなんて大丈夫かと、心配になりました。しかもこの家族には、ある大きな秘密が隠されていて……


沢山の困難を乗り越えて、奉公を続けていく紅葉。天真爛漫で、何が起きても、誰に対しても真っ直ぐにな彼女がとても素敵で、朝比奈家の面々も紅葉と一緒に過ごしているうちに、だんだんと変化が産まれていきます。
どんな時でも前向きで、体当たりでぶつかっていく紅葉の存在は、読者にも元気を与えてくれましたよ。
三兄弟や梅さんのキャラクターもとても魅力的で、一人一人に強い愛着がわきました。

出会い、共に過ごしていくことで、絆を深めていく物語。読み終わった後も、今後の展開を想像せずにはいられない、魅力あふれるお話でした。

★★★ Excellent!!!

親の作った借金を返済するために、通っていた高校を休学して住み込みの家政婦として働くことになった紅葉。その家に住んでいたのは、美形の三兄弟でした。

イケメンと一つ屋根の下。しかもそれが三人も。思わず羨んでしまうようなシチュエーションですが、残念ながらそう良い事ばかりとも限りません。そもそもの始まりが親の借金ですし、更にこの兄弟には、とても大きな秘密がありました。
途中辛くなるような場面もありますが、それでもこの話が暗い雰囲気にならないのは、主人公紅葉が常に前向きでいる事を忘れずパワー溢れるところにあるでしょう。イケメン三人を相手取っても、決して負けないくらいの魅力が彼女にはあります。

そしてこの話を語る上で忘れてはいけないのが、三兄弟の祖母である梅さんです。妖怪と称されるような異様な存在感を放ちながら、それでいて大事な場面ではしっかり感動させる彼女は、紅葉と並ぶヒロインであり、影の主人公なのでは無いかと思います。

ヒーロー、ヒロイン、傍役にいたるまで、とにかく個性的な登場人物の魅力あふれる作品となっています。

★★★ Excellent!!!

借金のために、高校を休学して大金持ちの朝比奈家で住み込みの家政婦をすることになった高校生の紅葉。
朝比奈家には、強烈なキャラクターの梅さんと、猫のフジコ、そして、目も眩むほどの美形三兄弟がいて……⁉

美形三兄弟、千弥、廉弥、悠弥も素敵なのですが、何より素敵なのは主人公の紅葉のキャラ造詣です!
いつも前向きで元気いっぱい、天真爛漫な紅葉に、読んでいるこちらのほうが元気づけられる気がします!
そして、梅さんの強烈なインパクト! 下手したら主役級を食っちゃうくらいの名脇役です! そのすごさは……どうぞ、本編で確かめてください(笑)

紅葉に手を引かれて進んでいく素敵な物語を、どうぞお楽しみください!

★★★ Excellent!!!

主人公の紅葉という少女。

彼女がとある兄弟と出会うこととなったきっかけは、家族の借金の返済です。
悩み苦しんで、【逃げだしたい衝動】に駆られてしまうだろう、深刻な家事情。
ところが紅葉という少女はとても前向きで、物語を読み進めていく中紅葉だったらなんとかなる、なんとか出来るんじゃないか?……という、不思議な安心感に包まれていくのですが、レビューの最初に書いた通り紅葉が出会う兄弟。

彼らが秘めるある力と共に展開していく物語は、とても魅力的でこの先にあるものはなんだろう?……と続きを読まずにはいられません。



覚《さとり》とは何か?

紅葉のどこまでも続く前向きさを追いかけながら、皆様も是非この秘密を追いかけてみてください。


読み終えたあと物語の展開を考えていくワクワク感もまた、この物語の魅力であるかもしれません。


★★★ Excellent!!!

覚り。
「妖狐×僕SS」の雰囲気があると思いました。
「サトラレ」という映画は観ていないし、原作のマンガも読んでいませんけれど、
覚りの逆でバリエーションとも言えます。
要は新発見ではないのですね、覚りの物語。

素材は新しい必要がない。
十分消化して、自分の物語として出力すればよい。
むしろ素材が新しいと多くの人には理解されない恐れがあります。
ベストセラーというのは、そういう風にできています。
「君の名は。」のように。

「覚《さとり》トリ」は、ベストセラーになり得るものが備わっています。
素材がよいし、起伏があって、緩急があってと、よく練られたストーリーに、
愛すべきキャラたち。
素晴らしい。

★★★ Excellent!!!

家族の借金のため、一年間の奉公を決めた女子高生。
住み込み家政婦として働く家には美形の三兄弟がいた。
その三兄弟には、ある特殊能力が……。

この作品でまず共感するのは、主人公の明るくて前向きな姿ではないでしょうか。
逆境を乗り越え、前向きに生きる様は読み手に勇気を与えてくれます。

イケメン三兄弟の特殊能力により事件が発生、緊迫感のあるシーンも読みごたえがあり、読者の心を掴みます。

人の心を読む『覚』。
もしも自分に特殊能力があったなら、あなたならどうしますか?

まだ拝読途中ですが、続きが楽しみです。


(第40話 夜霧家への潜入 拝読後のレビュー )


★★★ Excellent!!!

主人公の女の子は両親の借金を肩代わりしてくれた資産家の家に
家政婦として住み込みで働くことになります。

そこで出会った三人の兄弟たちはどこかミステリアスで
魅力的なのですが、彼らには秘密があって……。

コミカルでストーリーに勢いがある一方
描写が繊細で情感が伝わってくるお話でした。

★★★ Excellent!!!

私は普段漫画しか読みません。

そんな人も絶対大丈夫!
是非読んでもらいたい!

まるで漫画かドラマのそれかのように
すっとストーリーが入ってきます!

私は普段登場人物をすぐに忘れます。

そんな人も絶対大丈夫!
是非読んでいただきたい!

一人一人がしっかりキャラ立ちしていて、顔や出で立ちまで想像が出来ます!

笑いも涙も恋愛もファンタジーもあります!
1話1話の長さもとてもいいです!
まったく飽きさせません!

★★★ Excellent!!!

日本では割と有名な妖しで以前映画にもなったサトリ。
その能力を持つ人間と交流するにあたって女性主人公の存在意義は何か、がテーマのひとつ。とてもよく見直された読み易くてシッカリした文体と、主題に向かって走り続けられる胆力はかなり秀逸に感じました。
終章を王子様分用意するなどエンタメ性も充分。
気がつくと一気に読み進めていた作品です。

★★★ Excellent!!!

先ず、タグに”女性向け”とありますが、男の僕が読んでも大満足。
正統派の古き良き熱血少年漫画の匂いすらします。
笑いあり、恋愛あり、能力バトルあり、涙あり。
何より、主人公の紅葉が素晴らしい。
逆境にも負けず、いつも明るく前向き。
その真っ直ぐさと持ち前の負けん気で何度もピンチを切り抜けていく様は爽快。
登場するキャラクターたちもほぼ全員が個性豊かで好感が持てます。
もし、あなたが男性なら”女性向け”というタグは全く気にしないでください。
読み進める内に手に汗握り、笑って泣けることは保証します。

★★★ Excellent!!!

主人公・紅葉は家の抱える借金のため、一年間の奉公に出ることを決心する。
住み込みの家政婦として赴いた朝比奈家で出会ったのは、イケメン揃いの三兄弟。彼らは人の心を読める妖怪「覚《サトリ》」の血を引いているのだが、紅葉の心だけはどうしてか読むことができず……。

というわけで、あやかしを題材にした現代ファンタジーです。
ラブコメもありシリアスもあり。エンターテインメントが詰まっています。

最大の魅力は主人公の紅葉のキャラクター性でしょうか。
借金返済のために休学して働きにに出るという逆境にもめげず、明るく真っ直ぐに物事に当たっていく様子には感心することしきり。
芯の強い女性主人公をお望みの方には特にオススメできる小説と言えます。

★★★ Excellent!!!

主人公の紅葉は、父親の借金のために、とあるお屋敷に奉公することになります。
まさに悲劇のヒロインですが、特筆すべきは彼女の前向きさ、一途なひたむきさ。
これが、物語中であらゆる状況を覆す鍵となります。

覚の兄弟にとって、紅葉の力は特別なものですが、彼女が特別な存在になりうるのは、兄弟が彼女を求めるのは、やっぱり彼女自身のこの魅力によるものだと私は思います。

と、ここまで紅葉推しで書いていますが、
覚の兄弟は三人揃って年上・同い年・年下とあらゆるニーズに応えてますし、他の登場人物も魅力的です。
ストーリーも単調で無く、とってもドラマチック。

とりあえずまずは二章まで一気読みしてみてください。
きっとそのまま最後まで読んでしまうと思います。

★★★ Excellent!!!

最新話読了時のレビューです。
あなたは「人(相手)の考えていることが分かれば、いろいろ楽なのに」と思ったことはありますか?
おそらく、多くの方が思ったことがあるのではないでしょうか?

でも、実際はそんな簡単なものではありませんでした。
人の心が読めることは、人の心が「分かってしまう」ことと表裏一体で、
兄弟は自身の能力に苦しめられることになります。
また、その能力を利用しようとする人物にも狙われてしまいます。

そんな中、兄弟は「何故か心を読めない」紅葉の存在を知り招集。
紅葉の人柄もあり、兄弟は次第に心を開いていきます。

作風は天真爛漫な少女と個性的な兄弟が織りなす愉快な日常がメインです。
「相手のことが分からない」からこそ結ばれる絆がある。
そんな不思議な物語をちょっと覗いてみませんか?

★★★ Excellent!!!

読みやすくて内容も分かりやすくてすごく楽しめるんですが、何といっても本作の一番の魅力は主人公の紅葉さんです!
けな気で明るくてかわいくて、それでいてとぼけたところもあるけれど、勇気があってかっこいい!
とにかく紅葉さんの好感度は、読み進めていけばいくほど登っていく一方でした。
言葉のチョイスや何気に頭のいい切り替えしも見せて、ここまでいいところが沢山あるのに嫌味な部分が一切ない。
とてもいいキャラクターに出会えました!
家政婦として雇われることになった家の兄弟は、ちょっとした問題と特殊な能力を抱えたやつらなんですが、そいつらに真正面からぶつかっていく紅葉さんの姿がかっこよくて笑えて、すごく心が温まります。
とても良質なエンターテイメント小説だと思います。

★★★ Excellent!!!

最新の27話まで読んでのレビューです。
とにかく面白さいっぱいの物語、だからこそ今から連載を楽しんで欲しい!

主人公は貧乏な身の上から家政婦となった『紅葉(もみじ)』という女の子。
この紅葉の真っすぐさ、素直さ、時に見せる潔い行動力、どれもが魅力いっぱいです。

そして彼女が働くことになったお屋敷には美形の三兄弟が住んでいます。
ここである程度話が予想できるかと思ったら大間違い。
この兄弟にはなんとも不思議な能力があり、しかも彼らにとって紅葉は天敵といってもいい存在だったのです。

この魅力的な設定のおかげで、俄然話が面白くなっています。
さらに特筆すべきは絶妙なコメディーセンス。
もう隙あらば笑わせてくれます。

紅葉の真っすぐさは応援したくなりますし、兄弟の不器用な優しさにはほおが緩みます。
おばあさんの梅は出てくるたびになんだかにやけます。
登場するキャラクターたちがとにかくみんな魅力的。

物語自体もなんとも心地のいい雰囲気で、魅力的なストーリ展開が続きます。
語り口も楽しく軽やかで、本であればページをめくる手が止まらない感覚。
ラブコメのようで、SF的な要素もあり、しっかりとしたドラマがあって、とにかく読み応えがあるこの物語。

おススメしたい理由はたくさんありますが、まずはとにかく読んでみてほしい、そんな作品です!

★★★ Excellent!!!

紅葉の清廉な心と芯の強さによって象られた人間性に、周りの人々が惚れていく様が痛快です。
紅葉は自身の境遇を悲嘆せず前向きに自分なりに生きる強さを持っていて、等身大の飾らない対応をしてくれるから、周りの人にも慕われるんでしょうね。
それにいち早く勘付いて好意を持つのに、口では憎まれ口を叩いている素直になれない系男子の悠弥くんが可愛すぎます。

★★★ Excellent!!!

丁寧な描写で、ゆっくり世界に引き込まれていきます。
フジコの隣で、紅葉さんを筆頭とし
登場人物たちを見ている気分です。

本当に覚っているんじゃないか?... と
ふと思わせてくれます。

一話一話進むごとに、面白さが増し
少しずつ覚に近づいていく感覚で、更新されるのが楽しみです。

★★★ Excellent!!!

雪の日の出来事。

不思議なことが起こりそうな、クリスマスの夜*


子供たちと、紅葉との間の、
温かな時間の中に、

紅葉の持つ不思議な力と。


出会うべき人たちへの

予感が伝わってきます。


不運に見舞われる紅葉が、

弱音を吐くよりも、強く。

まずは前向きに行動してゆく姿*


育った境遇から培われた、芯の強さと。

純粋で健気なところ。
礼儀正しさ。


悲劇のヒロインではなく、

逞しく生きる姿に。 元気をもらえる気がします。



命があればなんとかなる。

健康が一番大事*


紅葉の格言は、
彼女の行動の基準は。

最も基本で、大事なものだと思います。


こんな風に物事に立ち向かい、戦うヒロインは
なかなか居ないと思います*


ヒロインらしからぬ、紅葉の
ありのまま立ち向かう姿に、

胸が熱くなりました。


何も飾らない等身大の彼女の姿。

こんな風に描き出される魅力があるんだと、
はっとさせられます。


友人との会話、
舞台となる屋敷の描写。

丁寧に描かれる物語に流れる、
自然や漂う気配。


奉公先の、個性的な家族たち。

三兄弟に隠された秘密。


対照的な、紅葉の持つ力。


秘められた、『覚』の存在。

そして、
利用しようとするもの。

迫る恐ろしい敵に、
紅葉と三兄弟はどう立ち向かってゆくでしょう*