二〇二〇年の、夏。バケネコのクロエに出会った陽葵は、熱気漂う異世界へ。ネコたちを救うべく、一生懸命に試行錯誤するも……?まず、バケネコのキャラが好きです! 独特の話し口調に、非常にネコ思いで、とっても魅力的です!内容も明るく、閉鎖的な雰囲気漂う今だからこそ読んでほしい。そんな希望に溢れた物語です。なんだかまた読みたくなってきたので、この辺で…(笑)ぜひ皆様も、バケネコの世界に旅立ってみませんか?(^^)
世界的スポーツの祭典が延期になった2020年の夏。嘘のようで嘘じゃない、異世界から来たバケネコに主人公が出会ったところから物語は始まります。暑さに慣れていないネコ達に、人類の知恵を授けて助けることができるのか……!?しかし、世の中(異世界だけど)そう上手くはいきません。失敗ばかりの主人公ですが、最後にバケネコにある提案をして──閉塞感で息が詰まりそうな現状だからこそ、明るく軽妙な語り口のこの物語を読んで、そう遠くない未来への希望を持ちたいと思いました。
二〇二〇年の夏、わたしはバケネコと出会った。「吾輩はニャんとしても猛暑に対する知恵を持ち帰って、仲間の命を救いたい。頼む! ニャにが起こっているのか、教えてくれッ」色々な熱中症対策を教えようとします。二〇二一年がどうなってるか気になる、メッセージ性のあるかわいいお話でした。