怪物はどこにいるのか

五千文字にみたない切りつめられた文章のなかに、かなしくもうつくしい別れの物語がおさめられています。
読後にのこされた余白になにを描くべきか、そうかんがえるとき、すでに読者はこの物語という鳥籠のなかの、一羽の小鳥になっているのかもしれません。
僕と由衣子さん、たったふたりの登場人物と、小鳥と鳥籠、そして怪物という、みっつのキーワード。はたされない約束と、別れ。あなたはこの物語を、どんな風によみますか?

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