村田

「…」

「♪～♪～」

「…」

「…♪～」

「やめなさい」

「………ふ…」

「…名前、生年月日、住所」

「黙秘します」

「…何故言えない」

「それに書いてあるだろう？無駄な発言はしない」

「…いいだろう。では始めさせてもらう」

「よろしく」

「正直に言って、君の行動は理解しかねる」

「それは驚きだ。私も同感だからな。あなたがたの行動や思考は理解しかねるよ」

「余計なことは言うな！…まず単刀直入に、これを訊いておこう。なぜこんなことをしでかした？」

「逆に訊ねよう。なぜこんなことを咎める？」

「真面目に答えろ」

「それで自分は真面目なつもりなのか」

「この…！」

「おー、やめておけ。君の方が不利になるぞ」

「………」

「しかし困ったな。君に私の思うところを話しても"不真面目"で片付けられてしまうのでは…答えようがない」

「………」

「まあ、ゆっくり話そうか。少しは時間もあるだろうから」

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