概要
滅亡後。終の住処をご案内
太陽の裏側に見つかったもう一つの地球『セカンドアース』
だが、セカンドアースは姿形だけでなく、そこに住む人類まで地球と同様だった。
始まる争い。人類が体験した最初で最後の星間戦争――。
そして互いの星の人口は、それぞれ一人となった――。
だが、セカンドアースは姿形だけでなく、そこに住む人類まで地球と同様だった。
始まる争い。人類が体験した最初で最後の星間戦争――。
そして互いの星の人口は、それぞれ一人となった――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!地球最後のアダムとイブ
地球と何から何まで瓜二つの星を見つけてしまった事から起きてしまった最終戦争。文明も環境も、そしてほぼ全ての命を根絶やしにした愚かな行為の跡で、懸命に生き続けていた1人の男。ですが、彼の運命は遥か彼方から聞こえる1人の女性からの通信で大きく変わり始め……。
まさに題名通り、広い宇宙の中でふたりぼっちになってしまった「2つの命」。たとえ遠く離れていても、そこで待つ誰かに会いたい……その思いで動き出した彼らを待っていたのは……。
もう変えられない所にまで至った運命の中でも、きっと2人は幸せを掴めたのかもしれません。
哀しくも暖かな、宇宙規模の恋愛作品です。 - ★★★ Excellent!!!『一緒にいたい』そんな感情を呼び起こさせてくれる素敵な作品。
人は独りでは生きていけない。それにはさまざまな理由があると思う。
生殖と言う意味でも、もちろん、一個の個体としても。
どうしてひとりぼっちはこんなにも辛いのだろうか。
もし、自分が最後に生き残った一人で、自分以外に唯一生き残った人間が信じられないほど遠い場所にいたとして、果たしてその場所に向かわずにいられる人間がいるだろうか。
いや、きっといないと思う。
この作品の主人公には幸運にもその手段があった。
その先の顛末は、ぜひ読んで確かめてもらいたい。
ただ、未読の方でこのレヴューを読んでいる方に約束したい。
この作品を読んで私は、夜の空に叫びたくなるほど寂しく、また、残酷な…続きを読む