みら

無邪気でまあるい文章で書かれている作品。 ともすれば、小中学校の図書館にでも置いていそうな、そんな雰囲気のするお話。 ただし、雰囲気と中身は別物である。 多量のSF成分と少量のホ…続きを読む

無機質なタイトル。書き出しから感じる不穏な空気。 有機質な主人公の感情と、淡々と進んでいく状況。 希望を見出しつつ、絶望を垣間見つつ――たどり着くのは。 本当にタイトル時点で、…続きを読む

たったふたり、残った人類。 人間というのは、基本的にはあまり孤独には耐えられないものだ。 逆に、一人ではないならば、いろいろと頑張れる。 彼らもそう、頑張ったのだろう。 頑張ったか…続きを読む

確かに、コメディの皮をかぶったSFであるし、SFの皮をかぶったコメディである。 ふと思ったのは、彼らの価値観と、彼らの居る世界のギャップについてである。 彼らは私たちと似たような…続きを読む

SFで天使だのといった単語を聞くとは思っていなかった。

しかし、健気である。
それはヒトに作られたがゆえか、彼女らの自発的な選択か。

天使の気持ちが、何となくわかってしまうよ。

タイトル時点からではあるのだが、とにかく概念「くねくね」している。とても作者らしい感性で、最初から最後まで目新しくくねくねしていくため、テンポがよく、飽きが来ずに最後まで読み進め……続きを読む