SFで天使だのといった単語を聞くとは思っていなかった。しかし、健気である。それはヒトに作られたがゆえか、彼女らの自発的な選択か。天使の気持ちが、何となくわかってしまうよ。
短編にも関わらず、この壮大な世界観の広がりは何なのでしょうか。これぞSF!といった読後感。すばらしい作品でした。
圧倒的な世界観で描かれる神話的終末世界は、そのテーマの通り、見事SFとの共存を果たしています。時とともに終わり行く世界の描写は残酷で、同時に切ないまでに美しく、最後の瞬間まで飽きさせません。この…続きを読む
他のレビューでも書かれていますが、作者様の文は1万字が2万字に感じられる濃密さなんですよね。それはきっと、この短い中にしっかり計算した構成が練られているからでしょう。主人公の独白と絶望的な世界と…続きを読む
一万字に満たない物語ながら、重厚な世界観と濃密な展開が繰り広げられる。人類には選民たる新しい人種『RICE』が誕生しており、労働を嫌う『RICE』は働き手たる女性の姿をした『エウレーネ』を創りだ…続きを読む
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