"人"なる者に、祝福を

圧倒的な世界観で描かれる神話的終末世界は、そのテーマの通り、見事SFとの共存を果たしています。
時とともに終わり行く世界の描写は残酷で、同時に切ないまでに美しく、最後の瞬間まで飽きさせません。
この一万字足らずの文字数に凝縮された物語の密度は、さながら一本の映画のように完成されています。


これぞ終末世界。これぞ人の罪。その罰と救済。その全て。
読んで損無し。絶対オススメ。
この物語の誕生にこそ祝福を!