★★★ Excellent!!! 地球最後のアダムとイブ 腹筋崩壊参謀 地球と何から何まで瓜二つの星を見つけてしまった事から起きてしまった最終戦争。文明も環境も、そしてほぼ全ての命を根絶やしにした愚かな行為の跡で、懸命に生き続けていた1人の男。ですが、彼の運命は遥か彼方から聞こえる1人の女性からの通信で大きく変わり始め……。 まさに題名通り、広い宇宙の中でふたりぼっちになってしまった「2つの命」。たとえ遠く離れていても、そこで待つ誰かに会いたい……その思いで動き出した彼らを待っていたのは……。 もう変えられない所にまで至った運命の中でも、きっと2人は幸せを掴めたのかもしれません。 哀しくも暖かな、宇宙規模の恋愛作品です。 レビューいいね! 0 2017年6月22日 12:21
★★★ Excellent!!! 地球最後のラブストーリー 黒澤伊織 人類最後の男と、もう一人の、人類最後の女。惑星をまたぐ壮大で、繊細なラブストーリー。ラストの余韻に、永遠を感じました。 レビューいいね! 0 2017年4月1日 13:48
★★★ Excellent!!! たったひとつの光を求めて 雹月あさみ 戦争後をテーマにした、とても切ないお話です。 星間戦争というSFが題材ですが、地球と瓜二つの文明、人類、技術のあるセカンドアースのと戦いで、まるで戦争をする人類の愚かさを表現しているようでした。 それぞれの惑星に残された最後の人類。 ひとりぼっちでいる寂しさ。 会いに行くという最後の希望。 そして、たったひとつの光。 切なさが詰まった作品です。 レビューいいね! 0 2017年2月5日 10:41
★★★ Excellent!!! 生きていくには希望がいる、切なさで心が溢れる終末系SF 誠澄セイル 人は一人では生きてはいけない。でもそれなりに生き延びることはできる。でも……最後にはやっぱり寂しくなるんだなと、そんなことを考えながら読ませていただきました。 それが愛だったのかは分かりませんが、情から生まれるものも確かにあります。出会えた二人がいつまでも幸せに過ごせたら……。 そんな切なさいっぱいの作品でした。 余談ですが、新海誠監督作品に出てきそうな気がしました(笑) レビューいいね! 0 2017年2月5日 04:15
★★★ Excellent!!! 星々を超えた小さく確かな声を求めて 紅葉紅葉 儚い恋愛もの……と短くまとめるとそうだと思うし、そういうジャンルが好きな人には読んでもらいたい一作である 愛の形は色々ある 隣人を愛すること、境遇を超えて愛すること、もしくは亡くなった人を愛すること…… 本作はそのどれもに該当し、そして最も遠い、愛とさえ呼べるか定かではない物語である 内容に抵触するため詳しくは書かないが、個人とすれば何もかもが変わっても変わらない愛の形に喜びを覚える 読み終えて、タイトルの意味を噛みしめるのも一興。 総じて、私の心にキュンキュンときました レビューいいね! 0 2017年1月17日 13:23
★★★ Excellent!!! 『一緒にいたい』そんな感情を呼び起こさせてくれる素敵な作品。 秋田川緑 人は独りでは生きていけない。それにはさまざまな理由があると思う。 生殖と言う意味でも、もちろん、一個の個体としても。 どうしてひとりぼっちはこんなにも辛いのだろうか。 もし、自分が最後に生き残った一人で、自分以外に唯一生き残った人間が信じられないほど遠い場所にいたとして、果たしてその場所に向かわずにいられる人間がいるだろうか。 いや、きっといないと思う。 この作品の主人公には幸運にもその手段があった。 その先の顛末は、ぜひ読んで確かめてもらいたい。 ただ、未読の方でこのレヴューを読んでいる方に約束したい。 この作品を読んで私は、夜の空に叫びたくなるほど寂しく、また、残酷なほど愛しい気持ちにさせてくれた。 きっと、読んで後悔はしない。 私はこの作品を読んで、本当に良かった。本当にそう思える作品だった。 そして読む時は是非、ラストの文章に注目していただきたい。 このラストが作品の素晴らしさを引き立たせていると思いませんか? それまでの物語の全てを際立たせる、ラストの一文。 ここまでの寂しさと温かさの両立を、しっかりと心に沈めてくるのは見事としか言いようが無いと、私はそう思ってしまった。 切なくて、純粋で、温かいのだけれどとても寂しい。 きっと、大切な誰かに会いたくなる。そんなオススメの短編小説です。 レビューいいね! 0 2017年1月15日 03:46
★★★ Excellent!!! 切ないのに、愛情を感じる。 満月 愛ミ 次元を超えた遠距離恋愛のような。素敵です! ふたりのキャラクターにはもう、感情移入しまくりでした。そして微笑ましく読ませて頂きました。ナナリちゃん明るくて大好きです。一つ、一つの地球に、どちらもひとりだけ。 身体があるからこそ一緒になれる喜びは勿論ありますが、一緒になれる方法は、いくらでもあること。なんだか、それを見させて頂けて、幸せな気持ちになっていました。 最初は切ない、だけど、後は……。あたたかい気持ちになります! レビューいいね! 0 2017年1月14日 21:21
★★★ Excellent!!! 孤独ではない みら たったふたり、残った人類。 人間というのは、基本的にはあまり孤独には耐えられないものだ。 逆に、一人ではないならば、いろいろと頑張れる。 彼らもそう、頑張ったのだろう。 頑張ったから、ふたりぼっちの家という結末を迎えられたのだろう。 読了後、作者に感想を伝えたいが、胸に沁みいる何かに言葉が出ないという状態が数分間続いたのは、ここだけの話。 レビューいいね! 0 2017年1月8日 16:02
★★★ Excellent!!! それは最後に残った、人の幸福のかたち。 榮織タスク 同族嫌悪の果てか、互いを滅ぼしあった二つの星。 互いにたった一人の生き残りとなった男女の、不思議なかかわりの物語です。 彼らが出会う時、物語は終わるのか、それとも始まるのか。 ぜひとも実際に読んで確かめていただきたいと思います。 寂寥感ではなく、しかし爽快というわけでもない、不思議としか言いようのない読後感を味わえます。 素敵な物語です。 レビューいいね! 0 2017年1月8日 11:06
★★★ Excellent!!! 君がいる。一人ぼっちじゃない。 深水映(えいな) 星間戦争で滅びた人類。残された二人は―― スッキリとまとまっていて、とっても読みやすく引き込まれました。 このラストはある意味どんな結末よりロマンチックでハッピーエンドだと思います。 相手を思う心や人間の魂を大切にする、作者の優しさが伝わってくる作品! レビューいいね! 0 2017年1月7日 20:04
★★★ Excellent!!! ひとりぼっちは寂しいんだぜ? にぽっくめいきんぐ 世界感とか展開より、相手を欲する心っていうのかな、そういうのが全体からにじみ出てて、とても好き。 オイラの読み方だと、最後、救いがあってよかったなあって。 肉体は心の器だと思う。 器は1つぼっちじゃなくていいと思う。 レビューいいね! 0 2017年1月7日 17:18
★★★ Excellent!!! 素敵で儚くて、光ってるお話 ももも とても素敵でした。 儚いはずなのに明るくて、悲しいはずなのに希望があるような・・・。 そう感じたのはきっと、二人が一生懸命生きてるからなんですね。 私も一生懸命生きようと思いました。 きらきらしたお話でした。 レビューいいね! 0 2017年1月6日 14:51
★★★ Excellent!!! 命は途切れても、2人の人生は続く 六畳のえる 死にゆく様の描写、ナナリへの情愛のモノローグ、寂しくも決して孤独ではない顛末。 映像が浮かぶような、惹きこまれる文章でした。 ショートショートにありそうな設定も良質でお見事。 わずか1万文字のなかに、しっかりとした世界観が広がる作品です。 レビューいいね! 0 2017年1月6日 10:55
★★★ Excellent!!! ひとりぼっちで終わらないからこそ美しい 秋月一歩@埼玉大好き埼玉県民作家 人という字を思い浮かべました。最後の場面が鮮やかに眼前に浮かびます。最初から最後まで、文章にひきこまれました。荒廃した世界の中、美しくも儚い不思議な余韻を感じる作品です。 レビューいいね! 0 2017年1月5日 08:08
★★★ Excellent!!! ハードさとロマンチックさの会わせ技! ヤミヲミルメ 女の子のキャラが、なるほど、したたかに生き延びそうだなという感じで良かったです。 こういう状況でなければお互い相手にしなかったはずの二人の出逢いが、虚しさの中の愛を感じさせました。 レビューいいね! 0 2017年1月4日 19:17
★★★ Excellent!!! その寂莫と長い旅路の果てに 雪車町地蔵@【衛生兵でした!】好評発売中 ひとは生き、人は必ず死ぬ。 それは例え最後の人類であっても同じ。 しかし、もし、その旅の果てが、歩んだ軌跡と共にあるのなら―― 奇蹟という陳腐な言葉では表現できない、そんな感動が詰まった作品です。 レビューいいね! 0 2017年1月3日 11:53
★★★ Excellent!!! 世界の終わりと二人の始まりの物語 乙島紅 世界観やストーリーが決められた文字数の範囲(この企画は字数1万字前後という縛りがある)でうまく収まっていて、完成度が高い作品です。読み終えたあとのほっとする感じが良い。 時間差のあるコミカルなやりとりに惹かれて読み進めたくなる。雰囲気はちょっと違うけど新海誠の『ほしのこえ』が思い浮かぶ世界観でした。 レビューいいね! 0 2017年1月2日 16:51
★★★ Excellent!!! 誰かを求めるには、独りでなければならない 織田崇滉 星新一のショートショートを読んでいるような、ワンアイデアの光る掌編です。 星間戦争という壮大な背景を下敷きにしつつも、語られるのはミクロな一個人の私事。 そこにあるのは、ただただ人情に訴えかける寂寥感と渇望だけ。 戦争のスペクタクルでもなく、宇宙空間のセンスワンダーでもなく、作者が書きたかったことは本当に些細でシンプルな、しかし人間らしさを保つ上での根源的な感情でした。 「人は一人では生きられない」という、ただそれだけのことを。 また、最後の結末は、実に本格SFらしい命題を感じさせます。 人間とは肉体が本体なのか、精神が本体なのか。 体が滅びても、心さえあれば、それは個人として確立するのか。 魂のありかは、どこにあるのか――。 レビューいいね! 0 2017年1月2日 13:43
★★★ Excellent!!! どれだけ遠く離れていても、最後の瞬間は君と二人で―― 七瀬夏扉@ななせなつひ 人類が初めて経験した星間戦争のその後を描いた終末世界―― 二人は互いにたった一人の生き残りで、ひとりぼっちの存在。これは、遠く離れた星同士の二人が――ひとりぼっちだった二人が、二人ぼっちになる物語。終の住処を見つけた瞬間に去来する思いは、感動の一言です! レビューいいね! 0 2017年1月2日 11:13
★★★ Excellent!!! 寂しい世界で離れた二人はどう解消したのか ふみり@お絵かき大好き 悲しい話ですが、よめてよかったです。 切ない気持ちになりたい方はぜひ! レビューいいね! 0 2017年1月1日 22:29
★★★ Excellent!!! 人類種に残された最後の煌めき、二人は明日へ進み出す 海野しぃる 星が滅ぶその刹那に残った最後の輝き。 二人の愛は永久に宇宙を照らす星となるでしょう。 普通に考えればそういうラブストーリーとして捉えることもできます。 でも私はそうは考えません。 これこそが人類の進化なのではないでしょうか? 厳しい戦争にも負けず、自らを再生産する存在になることができた二人は不完全な肉体を脱ぎ捨てたポスト・ヒューマンに違いありません。 是非とも貴方も考えながら読んで下さい。SFの楽しみに満ち溢れた一本です。 レビューいいね! 0 2017年1月1日 21:18