ひとは生き、人は必ず死ぬ。それは例え最後の人類であっても同じ。しかし、もし、その旅の果てが、歩んだ軌跡と共にあるのなら――奇蹟という陳腐な言葉では表現できない、そんな感動が詰まった作品です。
オーケイ! それじゃあ、もう一度説明するね! ぼくは雪車町地蔵。 いままで9年間、カクヨムにたったひとりの〝そりまちじぞう〟さ。 あとは知ってるだろう? ホラ…
戦争後をテーマにした、とても切ないお話です。星間戦争というSFが題材ですが、地球と瓜二つの文明、人類、技術のあるセカンドアースのと戦いで、まるで戦争をする人類の愚かさを表現しているようでした。…続きを読む
死にゆく様の描写、ナナリへの情愛のモノローグ、寂しくも決して孤独ではない顛末。映像が浮かぶような、惹きこまれる文章でした。ショートショートにありそうな設定も良質でお見事。わずか1万文字のなか…続きを読む
世界観やストーリーが決められた文字数の範囲(この企画は字数1万字前後という縛りがある)でうまく収まっていて、完成度が高い作品です。読み終えたあとのほっとする感じが良い。時間差のあるコミカルなやり…続きを読む
星新一のショートショートを読んでいるような、ワンアイデアの光る掌編です。星間戦争という壮大な背景を下敷きにしつつも、語られるのはミクロな一個人の私事。そこにあるのは、ただただ人情に訴えかける寂寥…続きを読む
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