短編にも関わらず、この壮大な世界観の広がりは何なのでしょうか。これぞSF!といった読後感。すばらしい作品でした。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
確かに練り込まれた筆致に浮き彫りにされる人間という存在が愚かで愛おしくなってくる。
圧倒的な世界観で描かれる神話的終末世界は、そのテーマの通り、見事SFとの共存を果たしています。時とともに終わり行く世界の描写は残酷で、同時に切ないまでに美しく、最後の瞬間まで飽きさせません。この…続きを読む
世界を覆う現状と打破すべき困難。そしてそこに放り出される主人公の複雑な感情。短編でありながら、それら全ての推移がスムーズかつ、巧みに描かれている作品であり、見所に感じました。特に絶望的な状…続きを読む
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