覚悟がなければ読むな!カクヨムで最も「むせる」本格ロボアクション神話! 藤井機斎 WizardFujii
【機械巨神のおとぎ噺<ロボット作品紹介> https://kakuyomu.jp/works/1177354054881503653 作:月夜平茸先生https://kakuyomu.jp/users/Lampteromyces】にて紹介いただきました!
親友とともに謎の組織に存在を改竄された少年、龍神神門。記憶さえ曖昧な彼は、復讐という巡礼に孤影を踏む。
※第二部、第三部からでもお読みいただけます。
《飛海塞城地獄変》
プラテメルダ歴二〇二五年。日光届かぬ飛海寨城の闇の中に、龍神神門はいた。
今、戦争が生んだ背徳の街が燃える。機械巨人が削り合う硝煙と血の味の巷で、彼が見たものは?
《月の瞳に映らぬ夜明けの簒奪者は、孤独な星を想う》
これは、王座を追われた王子の物語。王位奪還の物語は、十年前の暗殺劇から幕を上げる。
惑星バラージ。荒獣と呼ばれる怪物が棲息する砂漠の惑星。太古より横たわる砂と大気に、謎と秘密を帯びた惑星。
バラージが灼熱に燃える時、歴史にまた一つ謎が刻まれる。
《白い鴉 [ sefiroth∴ ]hominis ex machina》
かつて勇者がいた。勇者は魔王と相討ち、世界を平和に導いた。だが、魔王は死んではいなかった。
眠りについた魔王が覚醒めようとする時、天から降臨する人あり。
魔王討伐の旅に出た新たな勇者久遠。それは、惑星の裏に潜む陰謀を暴く旅であることを彼女は知らない。
それは神が企んだ、世界を盤にした壮大な計画。だがしかし、計画は崩されるのが世の常。はたして巡礼の旅の中で、神門の手にあるものは?
これは世界最後の神話。神門が見るのは、真実か否か。
Copyright ©︎ 藤井機斎 WizardFujii 68514eec-6ade-4474-bde2-08b9d41caf3d…続きを読む
目次
連載中 全281話
更新
- 第一部 飛海寨城地獄変
- 章之弌
- 月光
- 驟雨
- 剣舞
- 帝王
- 帰路
- 神門
- 章之弐
- 悪夢
- 七番街
- 色街
- 遡行
- 疫禍
- 亡霊
- 取引
- 章之弎
- 気配
- 青龍門
- 解錠
- 鬼笑
- 前哨
- 対決
- 狩猟
- 切削
- 戴天
- 奔走
- 野生
- 再会
- 章之肆
- 異界
- 黄泉路
- 胎児
- 覚醒
- 脱出
- 咲夜
- 章之伍
- 曙光
- 降臨
- 巣穴
- 奉血
- 憤怒
- 花葬
- 赤雷
- 醜美
- 蘇生
- 吸血鬼
- 章之陸
- 突入
- 侵入
- 空戦
- 殲鬼
- 盲竜
- 雷霆
- 三巴
- 光絲
- 相克
- 時凍
- 銀杙
- 変神
- 骨槌
- キガミ
- 錦蛇
- 章之漆
- 強奪
- 純潔
- 黎明
- 孤影
- 燭台
- 第二部 月の瞳に映らぬ夜明けの簒奪者は、孤独な星を想う
- 序章
- 暗殺
- 章之弌
- 荒獣
- 王都
- 王族
- 権能
- 勧誘
- 章之弐
- 訓練
- 砂漠
- 暴竜
- 隠者
- 地底湖
- 仮説
- 朝露
- 剣技
- 拳銃
- 銃才
- 窖獣
- 残骸
- 探索
- 地底
- 前夜
- 開戦
- 豪牛
- 合流
- 章之弎
- 現王
- 逆襲
- 鱗肌
- 夜宴
- 孤星
- 霹靂
- 気配
- 陰謀
- 誘引
- 決意
- 章之肆
- 雷動
- 流転
- 砂塵
- 剣鋩
- 暴君
- 激流
- 暁闇
- 王権
- 無命
- 月の瞳に映らぬ夜明けの簒奪者は、孤独な星を想う
- 第三部 白い鴉 [ sefiroth∴ ]hominis ex machina
- 序章
- 邂逅
- 灰空
- 闇間
- 壊街
- 咆哮
- 黒鴉
- 光却
- 章之弌
- 惑星潜り
- 吝嗇
- 依頼
- 同期
- 護衛
- 相反
- 接見
- イラストリアス4
- 傲岸
- 悪喰
- 戦奴
- 章之弐
- 降下
- 言語
- 襲撃
- 邂逅
- 犍陀多
- 小烏丸
- 伝説
- 震狼
- 畸嵬
- 白鵶
- 章之參
- 暗雲
- 激震
- 灰雪
- 本能
- 輪舞
- 眼馬
- 衝突
- 傾斜
- 諦念
- 英雄譚
- 章之肆
- 絡手
- 石室
- 宮殿
- 産聲
- 恠神
- 忌名
- 魔王
- 枯渇
- 勇者
- 旅立
- 章之伍
- 対峙
- 野営
- 桃季
- 風街
- 呼水
- 妄執
- 俯瞰
- 微睡
- 梟雄
- 波紋
- 集結
- 剣風
- 恐懼
- 前兆
- 峻険
- 産神
- 隔絶
- 降光
- 蠱咒
- 置換
- 章之陸
- ウィータ
- 別格
- 歩幅
- 想情
- 打楔
- 探索
- 虎児
- 梟嗤
- 背反
- 逡巡
- 蝶舞
- 魔才
- 空渡り
- 苦渋
- 乱数
- 揺籃
- 相似
- 惡気
- 無影
- 竜脚
- 滅光
- 戦鬼
- 揚羽
- 転機
- 亀卜
- 偉業
- 章之漆
- 離分
- 隕石
- 寄辺
- 裏打
- 故郷
- 逢違
- 接触
- 女達
- 魔禀
- 是非
- 桎梏
- 別離
- 慕情
- 侵植
- 原型
- 推理
- 衝動
- 万華鏡
- 繚乱
- 仄嫉
- 虚実
- 仲間
- 交反
- 驕慢
- 無那
- 強奪
- 帰初
- 彼方
- 章之捌
- 帰還
- テラリウム
- 忠言
- 上塗
- 勝機
- 二天
- 乱入
- 対立
- 呼吸
- 墜蝶
- 再舞
- 変化
- 欠片
- 誅伐
- 翼刃
- 村雨
- 三体
- 始祖
- 章之玖
- 災禍
- 審判
- 共闘
- 分断
- 女王
- 真相
- 伽噺
- 役割
- 古鍵
- 浮上
- 愚者
- 鉄塊
- 揺定
- 運命
- 章之拾
- 予兆
- 強者
- 天壌
- 賭死
- 重着
- 歓待
- 波紋
- 傍観
- 天馬
- 火箭
- 助力
- 病魔
- 着床
- 墜落
- 弔鐘
- 異変
- 否定
- 逆転
- 降誕
- 不穢
- 秘剣
- 白い鴉は銀河に舞う
おすすめレビュー
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★★★ Excellent!!!
オトコを燃やせ。鉄騎と硝煙のハードボイルド。 中村尚裕
渋く、鋭く、そして滾る、これはオトコの刻む痕。
泥臭く、血なまぐさく、鈍色の鉄騎が駆け抜けます。
しかし。
鉄の火花を散らすその戦いは英雄より熱く、
硝煙の匂うその臨場感は魔法より鮮やかに、
胸へとその存在を刻んでやみません。
かと思えば。
泥臭い世界で生きるヒトの息吹。
生き馬の目を抜く中に垣間見える心の温度。
死と暴虐に近しいからこそ浮き上がる生活感。
そのコントラストは渋い色を伴って読む者に痕を残します。
硝煙の匂い。鉄の火花。
そこを地獄と人の言う。
渦巻く闘争、凝る謀略、堕ちてなおヒトの業が咲く。
されどそこでヒトは生き、あまつさえ情を投げ交わす。
死の陰の生、生在るがゆえの死。
血は人の証か、死の徴か。
『機神神話』
撃ち交わす鉄に血が滾る。
★★★ Excellent!!!
ハードな文体の奥に広がるのは王道な物語 ハムカツ
本作の魅力は昏く閉塞的な世界観を独特な文体で描き上げる部分が大きい。けれど決してそれだけではなく、その奥底にあるのはストレートかつ王道な物語が広がっている。
特に2部では舞台が都市から国家と規模が大きくなる過程で、冒険小説としての要素も加えられている。1部の尖った世界観と相性が悪い人はこちらから目を通すのも一つの手かもしれない。
そうやって主人公である神門の過去を知りたくなったなら、改めて1部に目を通せばこの物語にぐっと引き込まれるに筈である。
★★★ Excellent!!!
闇に紛れて機械兵が疾走、モダンな文体が戦場を浮かび上がらせる! 鉄機 装撃郎
腕の立つパイロットに操られた小型ロボが、冷徹に夜間強襲をかける――――
物語の幕開けを告げるシチュエーションからして熱いのですが、この作品のロボ描写はとにかく巧みで濃ゆい!
機動すれば散る火花、発砲すれば出る薬莢。
文面から滲み出る濃厚な修羅場の香りには、非常にゾクゾクさせられます。
ハードボイルド且つサイバーパンクじみた退廃的な都市の空気感が、オールドテイストのSFを感じさせる仕上がりとなっていて素晴らしいです。圧倒されました。
是非、皆さんもご一読を!
――17.11/25追記――
第一部読了。
ただただ、圧倒される… この物語のなんと、男くさく血生臭く野蛮で醜悪で… そして怪しく輝いていることか!
語弊を恐れず言うならば、このフェイハイシティに人間なぞ一人も出て来ないかも知れません。人を捨てた獣、人を解脱した獣、人を超越すべく作られた者、人ならざるモノ。恐るべき闇鍋世界を沸騰させて繰り広げられる殺し合いこそが、あるいはこの輝きの本質なのかも知れないと感じました。
素晴らしい闘争賛歌だった… 闘争に飢えた方は、是非ご一読を!