機神神話

作者 藤井 機斎

36

15人が評価しました

★で称える

レビューを書く

ユーザー登録(無料)をして作者を応援しよう! 登録済の方はログインしてください。

★★★ Excellent!!!

――

本作の魅力は昏く閉塞的な世界観を独特な文体で描き上げる部分が大きい。けれど決してそれだけではなく、その奥底にあるのはストレートかつ王道な物語が広がっている。

特に2部では舞台が都市から国家と規模が大きくなる過程で、冒険小説としての要素も加えられている。1部の尖った世界観と相性が悪い人はこちらから目を通すのも一つの手かもしれない。

そうやって主人公である神門の過去を知りたくなったなら、改めて1部に目を通せばこの物語にぐっと引き込まれるに筈である。

★★★ Excellent!!!

――

腕の立つパイロットに操られた小型ロボが、冷徹に夜間強襲をかける――――
物語の幕開けを告げるシチュエーションからして熱いのですが、この作品のロボ描写はとにかく巧みで濃ゆい!

機動すれば散る火花、発砲すれば出る薬莢。
文面から滲み出る濃厚な修羅場の香りには、非常にゾクゾクさせられます。
ハードボイルド且つサイバーパンクじみた退廃的な都市の空気感が、オールドテイストのSFを感じさせる仕上がりとなっていて素晴らしいです。圧倒されました。

是非、皆さんもご一読を!