なつかしくてあたらしい、そしてやさしい妖怪譚

アヤカシ記者に女学生、書生や憲兵という、魅力的で個性あふれる登場人物たちが、蒸気都市東京を舞台に、妖怪たちがおこしたさまざまな事件と向きあいます。
ヒロインあおいさんのかわいらしい語り口調でほほえましく読みすすめるうちに、いつの間にか物語に引きこまれ、次第に苛烈になる事件に息をのみ、クライマックスをむかえて、そして終わりをむかえていました。

本編の最後で裏島さんの目的があかされたときに、なんともやさしい気持ちになります。

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