野球のプレイと、家族の絆を見事に絡めた、心あたたまる短編小説です。描写力、文章はすばらしく、野球シーンの絵もありありと浮かんできます。とりあえず、野球のルールを知っている人なら、読んでおいて損はない!
私にとって小姑は …鬼千匹!ですけどね😁理想的な家族像❤
野球が嫌い。強いて言えば父が嫌い。でも、誰よりも知ってて、誰よりも愛してる。好きも嫌いもすべての感情を向けられるのって、実はとてもチャーミングなことなのかもしれません。
思わす笑ってしまうほどだけど、家族の役割や繋がりを巧く野球に例えてくる意外性が面白いなー素晴らしいです♪( ´▽`)
冒頭からなんなんだろう?と引き寄せられました。家族紹介というこの物語に家族愛がぎゅっとつまっていて、読んでいてぼくの家族だったらどうなるかなぁと照らし合わせて読んでしまいました。お父さんの娘への一言、いいなぁと思いました。野球のその場面描写も臨場感たっぷりで目に浮かびました。
家族がチームになって野球をしてる、面白い発想ですね。私の父は忙し人でやっぱり夕食は一緒にしたことがほとんどなかったです。父は若くして亡くなりコミニケーションがないまま別れしまいました。でも何とか生活に困ることもなかったのは父のお陰だと思っています。彼女はやっぱりお父さんの背中を見て同じ職業の人を選んでいるのはわかり気がします。家族の連係プレイが素敵。我が家も今仲良し家族で嫁も娘のようだし息子たちもよくしてくれるし私の家族を紹介しますと言えます。
小説前半と後半のシチュエーションがガラッと変わるので、どうつながるのかな?と思いましたが、最後の一行で納得しました。それにしても家族って、やっぱりいいですね。
一番、似たくない部分が似るもので…。お後がよろしいようで。ラストまで、なんなんだコレは?と思ってしまった。どうなるんだ?とかではない。何なんだコレは?だ。
どんな物語かなぁとドキドキしながら読んだんですけど、野球のことがよくわからなくても楽しく読めましたし、こういう展開なのかぁと、結末でまたいい気分でした。
とくにセカンドの弟がRAYさんの小説、聖夜のスプリンターの陽太を思い出すくらい似てて笑いました。凄く面白い家族紹介でしたね。
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