野球のプレイと、家族の絆を見事に絡めた、心あたたまる短編小説です。描写力、文章はすばらしく、野球シーンの絵もありありと浮かんできます。とりあえず、野球のルールを知っている人なら、読んでおいて損はない!
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
家族がチームになって野球をしてる、面白い発想ですね。私の父は忙し人でやっぱり夕食は一緒にしたことがほとんどなかったです。父は若くして亡くなりコミニケーションがないまま別れしまいました。でも何…続きを読む
小説前半と後半のシチュエーションがガラッと変わるので、どうつながるのかな?と思いましたが、最後の一行で納得しました。それにしても家族って、やっぱりいいですね。
とくにセカンドの弟がRAYさんの小説、聖夜のスプリンターの陽太を思い出すくらい似てて笑いました。凄く面白い家族紹介でしたね。
野球のポジションになぞらえた、一風変わった家族紹介。でも私はこの物語、主人公である彼女の最初の一言に、全てが集約されている、そんな気がするのです。九回ツーアウト、リードはたったの一点、状況は物…続きを読む
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