概要
それでも、世界は美しいということ。
名前以外の一切の記憶を失ってしまった少年ハルトは、流浪の旅団と呼ばれる旅芸人の一座に拾われる。記憶のない為か見覚えのない世界で、精霊や精霊憑きと呼ばれる者達と触れ合いながら、ハルトは旅団の人々と共に旅をする。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!切なさと美しさの香る良質なハイファンタジー
異端と蔑まれようが、可哀想な子と哀れみを抱かれようが全く気にしない少年ハルト。彼はそんな性分が災いして不幸にも命を落とすことになるが……。
第一話から出てくる『流浪の旅団』の面々に親しみを覚えました。多分、奇抜すぎない常識的な個性だからでしょうね。この時点でゲーム的なローファンタジーとは一線を画した王道ハイファンタジーなんだな、と分かります。
個人的には大柄で頼もしき団長ガルドが好きですが、微笑ましき姉妹チェシカとアルラーナも捨てがたい。うん、キャラクターが生きていていいですっ。
さて、そんな『流浪の旅団』に拾われたハルトですが、一年一緒にいてすっかり馴染んだようです。
そして…続きを読む