おまけ 設定集

 クロス・オーバー! アフター! 設定集


 原作 ファンタジー・オーバー! 大人気ライトノベル。作者は岡田直輝、絵師はみミック。異世界から転移した高校生「如月勇人」を主人公としたハーレム系ライトノベル。単行本は全9巻、アニメは二期制作。よく言えば王道、悪く言えばテンプレ通りのハーレム展開が受け若干多めのサービスシーンも相まって深夜アニメながら高い人気を博した。全25話で各ヒロインに固定のファンが付く程。


 世界観 魔法のある中世風の世界、マーニウス・エール。剣と魔法の世界。法治国家も幾つかあり栄えている。竜とか妖精とか色々いる。


 敵 遥か昔に封印された邪神ジャーク。それを復活させようとする悪の組織(ジャークを崇拝する教団に近い)。三人の幹部とそれを取り巻く多数。世界中に組織の影が忍んでいる。


 魔法 ゲーム的な要素を多分に含んでいる。主人公はヒロインの力を借りる事で強い魔法が使える。(普段は使えない)魔法を使えるのは少数で大体レギュラーキャラか重要キャラが使える。

 クロス 勇人とヒロインが心と力を合わせて超パワーアップした状態。これによって勇人はヒロインの力を使えるようになり、大体の敵を倒せる。発動には互いを思いやる絆が必要で、つまるところ物語の鍵でもあり、恋愛フラグ成立でもあったりする。


 原作では 異世界から転移した主人公が勇者となり、ヒロインと共に他の四人の姫巫女を探しつつ邪神ジャークの復活を目論む魔王バーンを倒す旅に出る。途中三幹部の邪魔に逢いつつその度にヒロインと出会いその力でこれを退ける。そして紆余曲折の末に魔王バーンを倒すがその瞬間、魔王バーンの中に封じ込められていた邪神ジャークが解き放たれる。魔王バーンの娘で姫巫女の一人も加わり、最終局面でヒロイン全員の力を借り、ついでにメインヒロインに告白も果たし、邪神ジャークを倒した。原作は大円団、メインヒロインと結ばれる描写で終わる。


 リアルでは 原作も完結し、アニメもヒットしゲームも作られるなどして作品としては評価が分かれるものの相応の評価を得ている。各ヒロインに人気声優を起用したのがヒットの要因でもある。各ヒロインの売れ行きも好調でフィギュアも少なくない。出発元が大手企業だった事もあり宣伝も大々的に行われた。


 登場人物

 如月勇人(はやと) 17歳男 主人公。マーニウス・エールに転移した高校生二年生。世界を救うと言われる五人の姫巫女と異世界の勇者、その勇者が彼。お人好しで恋愛以外の事にはよく気がつく人の好意には鈍感な典型的なハーレム系主人公。なぜかやたらモテる、女性に関わったら大体フラグが立つ。なにかとラッキースケベが多発する反面女性の好意に鈍感、といったリア充。最終的にはメインヒロインを選ぶが他の四人のヒロインからも相変わらず好意を持たれ続けている。

 最終回後はヒロインの故郷で同棲する事になるが、これまで見えていなかったお互いの欠点、短所が浮き彫りとなり沸点の低かった勇人はアルシアとの小競り合いを繰り返してしまう。元々なにかと衝突する事の多かったアルシアとは結果的に良好な関係を築けたのだが、良くも悪くも似た性格の彼女とは次第に関係を悪化させてしまう。

 やたらとタフで毎回の様に傷を負っていたがアルシアの魔法もあり、次の回には全快、何事も無かったかの様にラッキースケベを繰り返す。剣の腕は上の下、魔法の方はヒロインがいなければ全く駄目。ただ何かと身体を張ってヒロインに限らず誰かを助けて居るのでそこは好感を得ている。学力は赤点ギリギリ、運動は得意だか運動部には負ける。食べる事が趣味とも言える。身長は175cm。物語が進むにつれて引き締まった体格になる。因みにメインヒロインのアルシアの容姿は彼的にどストライクだった。

 担当声優は小早川愁(しゅう)。大体似た様な作風のキャラを当てる事が多い人気声優、独身。アニメ特典オーディオコメンタリーではよく自分がモテない事をネタに笑いを取る。


 アルシア 17歳 メインヒロイン。光の魔法を使える五人の姫巫女の一人。ツンデレ幼馴染系。最初の町ファストで勇人と出会うヒロイン。当初は未熟な勇人と反目し合うも勇人の傷付きながらも町の人々を守る姿に打たれ協力する。以後小さな喧嘩(コメディ枠)を繰り返し次第に勇人に惹かれていくが、それを認めようとはせず表向き反目しつつも行動や言動に勇人を想う描写が描かれツンデレヒロインとして地位を築いた。なんだかんだで甲斐甲斐しく世話を焼いたりし、話が進むと勇人に朝ご飯を振舞う事も。(アニメ8話、原作3巻)

 容姿はオレンジの髪で肩辺りまで伸びる長髪、右寄りのアホ毛が一本。身長は161cmで標準的な体型、隠れ巨乳。サービスシーンでは露わに。気の強い美少女といった顔立ちで、デレるときのギャップは激しく男性ファンを撃墜した。割と体重を気にするネタが多く、コメディ枠のネタによくされている。普通の温かい家庭に憧れがあり、彼女の出世の事もあって彼女のバックボーンになっているエピソードがある。割とモテるが以外と勇人に一途だったりもする。

 最終回後は故郷でもあるファストの町で勇人と同棲するがこれまでみえてなかった彼の悪い点を見る事になり、劇中とは違った意味合いで小競り合いを繰り返し……。

 担当声優は美波恵子。ツンデレに定評のある人気声優。ツンデレのみならずシリアス所もこなせる演技派。友達が多く、twitter上では度々共演者とのツイートが載せられている。


 セリカ 15歳 ヒロイン。風の魔法を使える五人の姫巫女の一人。一途な後輩系。セカン王国で出会った一般家庭の女の子。五人のヒロインの中では唯一、特にしがらみとかの無い普通の家庭に育ち、自分が三幹部に狙われるまで姫巫女とは気付かなかった。勇人のラッキースケベ体質の第一被害者。(アニメ3話、原作一巻)その後も度々被害に遭うも満更でもなさそうだった。勇人と出逢った当初から意識しており自分が姫巫女の一人という事が判明しジャーク教団に襲われた所を助けられフラグ成立。以降は尊敬入り混じった好意と他のヒロインと比べて一歩抜け出る事が出来ないヤキモキとその一途さでファンの心を掴んだ。

 容姿は小柄で童顔、淡い茶のポニーテールが特徴的。身長145cm、ヒロインの中では一番体重が軽く貧乳。水着回の時は何故かスクール水着を着ていた。裏表のない純粋さがある一方で一番の常識人でもあり、悪意の無い純真な言葉は時として仲間たちの心を抉った。お菓子作りが得意でたまに作っては仲間たちに振舞っていた。(アニメ11話、16話、21話。原作5巻、7巻、8巻)虫が苦手。勇人と出逢うまでは普通の一般人だった為魔法については半人前で、仲間たちに教えを受ける事も。最後まで勇人に変わらない一途な想いを寄せるも結局想いを告白出来ないまま物語が終わってしまう。(劇中告白らしき場面もあったが邪魔が入る。アニメ22話、原作9巻)

 最終回後は故郷のセカン王国に帰国、普通の町娘として家族と平穏に暮らす。三ヶ月後、王から直々に勇人への伝令を伝える為に勇人の居るファストの町へ向かう。が……?

 担当声優は渡彩乃。アイドル声優と呼ばれる数々の作品に引っ張りだこの人気声優。歌唱力も確かで彼女の担当するキャラソンは非常に人気が高い。酒豪としても知られ、出演者との飲み比べでは負け無しとか。


 マリーナ 16歳 ヒロイン。大地の魔法を使える五人の姫巫女の一人。おっとり巨乳妹系。サード公国で出逢ったやや天然の入った箱入り娘。世間知らずな所が多分にあり、宮殿から殆ど外に出なかった事も手伝って相当な天然振りを見せている。幼い頃に行方不明となった兄の面影を勇人に重ねており、勇人を「お兄様」と呼ぶ。おっとりとした口調から天然のイメージが付き纏うが頭の回転は速く、魔法の扱いにも長けている為、勇人のピンチを度々救う。が、何もない所で転んだり砂糖と塩を間違えたりとやはり天然のイメージが付き纏う。

 容姿は肩まで伸びる軽くウェーブのかかったピンク髮、ゆるふわした目元、そして何よりはちきれんばかりの巨乳。サービスシーンではそのスペックが遺憾無く発揮された。身長は157cm、スタイル抜群。水着回ではビキニを着用。ラッキースケベの被害に遭う度に視聴率が上がった。コメディ枠の意味合いもあり彼女の天然振りが存分に発揮された。劇中後半では邪神ジャークに操られた兄レクスを巡って普段の天然は鳴りを潜めシリアスな面を見せた。兄の面影を重ねて勇人に好意を持っていたが兄の面影とは別に一人の男性として勇人を見ていた描写もあった。(アニメ19話、原作8巻)

 最終回後は何処かへと去っていった兄を捜し各地を旅する様になる。が、それだけでは危ないと護衛を付けられるが、彼女の天然が結果それを引き剥がしてしまう。三ヶ月経った現在、絶賛行方不明中。

 担当声優は早川みさき。キャストの中では一番若手。まだ担当作品も多くないが、所属事務所の押しもあってビッグタイトルを経験に持つ。アニオタとしても知られている。仕事以外でもコスプレを趣味としていたりする。


 リタ 18歳 ヒロイン。氷の魔法を使える五人の姫巫女の一人。サバサバクール系。シイの村で出逢ったクールでドライな戦う美少女。勇人と出逢った直後は経験不足の未熟な勇人を軽蔑していたが、ヒロインたちに助けられながらも自分の意思で戦う姿に打たれて徐々に心を開いていく。生存競争の過酷なシイの凍土で育った事もあり、自ら狩りをして糧を得る。そんな環境にいた為かヒロインの中でも戦闘力が高い。ヒロインの中では勇人に好意どころか嫌悪すら向けていた為、好意を向け始めるまで一番遅かったヒロイン。(最初、敵側に居たエリザも敵対する前に勇人に出逢っていた為ある程度心の距離は近かった)なので勇人のラッキースケベに対しては鉄拳制裁も辞さなかった。(アニメ8話、原作4巻)かといって全く勇人を異性として見ていない訳でもなく、一人顔を赤らめる場面もあった。物語が進むとクールな態度はそのままに勇人の存在を受け入れる様になり、見事な連携を決める事もあった。冷静な観察眼は敵との戦いだけでなく日常ツッコミ役としても重宝されており、仲間から信頼を得ている。最後まで明確な好意(告白やキス)などはなかったものの勇人とは強い信頼で結ばれている。(アニメ24話、原作9巻)彼女のガンアクションも人気が高い。

 容姿は深い青色のショートカット、色白で小顔な美少女顔ながら目には強い意志がある。戦いの時の凛とした雰囲気は象徴とも言える。身長は161cmで瘦せ型、サービスシーンでは主に尻が強調される。腹筋が見事に割れており、水着回では健康的なお色気を醸し出していた。

 最終回後はより広く世界を見る為に旅に出る。本人曰く、姫巫女の責務を果たしたら、真っさらな目で世界をもう一度見てみたい。との事。(アニメ24話、原作9巻)

 担当声優は田原紫音。劇団上がりの人気声優。声優業の他にスタントもやっていて主に特撮などで出演している事も。


 エリザ 19歳 ヒロイン。炎の魔法を使える五人の姫巫女の一人。お嬢様系。ゴーダの国で出会い以後魔王バーンが倒されるまで敵対する事になったヒロインの一人。魔王バーンの一人娘でファザコン。英才教育を受けている才女でプライドも高い。お嬢様言葉を使う正真正銘のお嬢様キャラ。初登場こそお互いの素性も知らず初対面ながら良好な関係を形成して居たが(アニメ9話、原作4巻)魔王バーンの一人娘である事と最後の姫巫女である事が判明してからは勇人とは敵対関係に陥る。その後も完全には勇人を敵視出来ないまま父である魔王バーンの為に勇人たちと戦うが、それも全ては邪神ジャークに操られ魔王と化した父を元に戻す為に奔走する。結果として魔王バーンは勇人たちに倒され洗脳は解けるが、その直後に力を取り戻し邪神ジャークが復活、まだ完全な状態ではなかったもののその力は絶大で勇人たちとエリザを逃がす為、父バーンが犠牲になってしまう。(アニメ12、13話、原作5巻)その後、父バーンの仇を討つ為に勇人たちと合流、物語後半、アニメ二期で漸く五人の姫巫女が揃う。合流してからは頻繁にコメディ描写やサービスシーンが用意され、出番が増えた。芯からお嬢様体質で、よく勇人を上からこき使ったり、おほほほほと笑う、紅茶を好み、髪型は縦ロールとテンプレ通りのお嬢様キャラ。スカートを常時着用していたので彼女のスカートがよく勇人に狙われた。

 容姿は美しいブロンドの髪を縦に巻いた如何にもお嬢様然とした髪型はとすらっとした手足、目鼻立ちのはっきりした輪郭と外人的な魅力のある美少女となっている。身長166cmでモデル体型、ヒロインの中では一番背が高い。水着回ではプロポーションを十二分に発揮した。

 最終回後は実は生きてた父バーンとゴーダの国で仲良く暮らしている。元は結構な資産家だったらしく優雅な暮らしをしている。縁談の話も幾つかある様だが本人にその気はないらしい。本人曰く、勇人の様な気概のある男性以外興味はありませんことよ。との事。

 担当声優は高城亜樹。レギュラーの中では年上で既婚者、子供は居ないか同業の旦那とは共演する事もしばしば。幅広い役柄を演じる実力派。


 邪神ジャーク ?歳 ラスボス。太古に五人の姫巫女と異世界からの勇者に封印された。その後千年の時を超えて力を取り戻し現代のマーニウス・エールに干渉し自身の復活の為に暗躍。当初は魔王としての器としてエリザの父バーンに取り憑き魔王バーンにさせ復活のエネルギーを集めさせる為組織を作った。魔王バーンが勇人一行に倒されると同時に集めたエネルギーを解放し不完全ながら復活。(アニメ13話、原作5巻)話が進むにつれ完全な状態に近付き最終的に完全に復活。世界を破壊する程の力で勇人一行を圧倒。しかし、マーニウス・エールの仲間達や姫巫女達の協力で追い詰められ、最後は五人の姫巫女とクロスした勇人に打ち倒された。

 最終回後はジャークの部下たちは方々に散っており、完全に倒された為復活されないよう、厳重に封印されている。


 魔王バーン 52歳 前期ラスボス。元はゴーダの国の高名な資産家。偶然発掘された邪神ジャークの封印の剣を手にしたのが切っ掛けで封印されていた邪神ジャークに取り憑かれる。そして人が変わったように怪しげな魔法に手を染めてやがて魔王バーンを名乗りジャーク教団を作りマーニウス・エールを脅威に晒す。それを近くで苦々しく思っていた娘エリザの手引きによって魔王バーンは洗脳から解き放たれるが、直後に復活した邪神ジャークから娘たちを逃がす為、自らを犠牲に。最後には実は生きてた事が判明し、仲間を集めてピンチに陥る勇人一行を助けた。

 刈り上げた金髪と筋骨隆々の肉体を持つ。血染めの鎧を纏った姿はまさに魔王。

 最終回後は娘エリザと邸宅にて仲睦まじく暮らす。口を開けば娘の事ばかりの親バカで娘の縁談を纏めようと奮起するが、当のエリザにはその気がなく困り果てている。


 レクス 25歳 キーキャラクター。マリーナの兄で三幹部の一人。三幹部の中では特に強キャラとして描かれる。邪神ジャークの復活の噂を聞き付けその復活を阻止しようと活動するが、逆に精神を操られ三幹部の一人として仕立てられる。当初は仮面を着けた美形キャラとして現れ、勇人一行と対峙するが、妹のマリーナと対面する事で無意識のうちに揺らいでいく。妹の事は精神を操られた時に忘れてしまい記憶の断片でしか認識出来なかったが、対面を重ねるにつれその存在は大きくなる。三幹部の中では洗脳を受けている為か一番ジャークに対する忠誠心が厚く屈指のシリアスキャラとして地位を築いた。勇人のライバルといった位置付けでジャーク復活後も度々一行に立ちはだかる。最終決戦前に洗脳は解け妹のマリーナと和解、最終決戦は勇人一行を救った。

 桃色の髪と均整の取れた身体、どこか妹の面影もある整った顔立ちとクールボイスで主人公の勇人以上の人気を誇る。

 最終回後は何処へともなく一人旅に出る。どこか思う所があったのかかつて襲った街や国などを回っているとか。それを追いかける妹の事など知る由も無いまま。


 サルダン 33歳 三幹部の一人。邪神ジャークに忠誠を誓う魔物の召喚を得意とする魔法使い。最初に勇人と戦った三幹部でもある。なので三幹部の中では一番出番が多く一番やられる回数も多かった。大体のパターンは勇人やヒロインの前に現れ、窮地に追い込んだ後、クロスした勇人とヒロインの必殺技に召喚した魔物を倒され逃走、といった感じだ。三幹部の中でも特にコメディ色の強いキャラでわりとノリもいい。三幹部の中では一番まともな人だったりもする。意外と面倒見もよく、部下たちの人望も厚い。最終決戦前の戦いでは何となく負ける事を勘付いていて自棄っぱちになりながら最強の魔物を召喚するが、やっぱり負けた。割とあっさりと。(アニメ23話、原作9巻)

 黒髪にウエーブの掛かった髪型と、無造作な無精髭、いつもボロボロのマントとくたびれた中年の印象がある。

 最終回後は教団も解散し、無職になっていまい次の仕事を探して各地を旅している。


 ビーディル 29歳 三幹部の紅一点。邪神ジャークに忠誠を誓う魔法使い(物理)。部下を率いて自ら前線に立ち戦う生粋の姉御肌。通称、姉御。魔法使いだがあまり魔法には頼らず自らの肉体と武器を使って戦う。魔法も使うが殆ど物理系。ヒロインのリタとは因縁めいたものがあり、幾度もなく対決。女性キャラなのでサービスシーンもあるが姉御の場合、むしろ格好良い。(アニメ9話、原作4巻)かなりのサドで失敗した部下には容赦が無く無茶振りも少なく無いが、同時に大体の事を許容できる大らかさもあり、差し引きプラスで人望を得ている。最終決戦前の戦いではリタと決着を着け、敗北するも満足そうに勇人一行を見送る。(アニメ23話、原作9巻)

 明るい栗色の長髪と吊り上がった鋭い目、手足の伸びた抜群のプロポーションを包む女海賊を思わせる衣装。部下の服装もどこか海賊の手下っぽい。

 最終回後は部下を率いて商売を始める。以前からのツテを使って軌道に乗りつつあるらしい。


 カナン 22歳 マリーナの家に使える執事。マリーナの天然振りに振り回される彼女の教育係。真面目な優等生タイプで幼少の彼女から彼女の世話を仕事としている。アニメではあまりその苦労は描かれ無いが、影の働きがあってこそ彼女が勇人達との旅に必要な知識や隠れたフォロー、縁の下の小間使いとでも言えば良いのか、そんな苦労が時折描写される。旅先にも密かに命令で付いてきており、時たまピンチを救っている。本人としては後ろで控えておきたいが、状況的にそうも言っていられない事が多い。

 最終回後は兄を追って旅に出てしまったマリーナを追って旅に同行するが、彼女の神懸かり的な天然に振り回され、逸れてしまう。彼の受難の日々は始まったばかりである。


 ドロテア 28歳 ジャーク教団の一員。没キャラ。企画段階では幹部の一人にある筈だったが、キーキャラとなるレクスが幹部として挙がって、結果的に没となってしまう。設定と名前だけが残るキャラクター。高慢な性格だが根暗な部分もある。没になった事を内心恨んでいる。

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クロスオーバー! アフター!? 緑川 赤城 @gababa-bunco

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