双子、死体消失、安楽椅子探偵……ミステリをたしなむ者の心をくすぐる要素を詰め込みながら、濃密で上質な物語をコンパクトにまとめあげた作品。双子の『よくある』思考実験をお楽しみあれ。
怠惰でチキンな兎。よく予定が狂う。文字数が増える病。 ロジックとマジックが手を取り合ってスキップしてるような話が好きです。 ファンタジーとか青春とか恋愛とか。…
うおお……。最後の一文にゾクッとしたぁ……。心理学に基づいた、緻密なミステリー。織田先生の作品は、本当に緻密に出来ている。本格好きにも愛される作品だと思う。個性的な登場人物の中で繰り広…続きを読む
何層もの意識に紛れ込んでいる思念。自分でさえ操れないそれらが巻き起こす事象。双子とその周囲の人物達が心理学を駆使し、これからもどのように事件を解決して行くか楽しみです。
これだけのクオリティーのミステリーを読ませていただいて嬉しい限りです。問題編と解答編に分かれているのも推理小説好きにはたまりません。一旦間を置いてからの解答編に臨めるのは伏線に気づけば楽しい瞬間です…続きを読む
本来ミステリは、一人または複数の犯人が存在していて、物語の最期に誰がどんな方法で犯行を犯したか。それを明確にして終わらせるのが主眼です。 ところが、本作は警察各位が犯人特定、もしくは証明終わりQ…続きを読む
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