ブラコン妹と安楽椅子探偵の兄 ありがちありがち(ないってば)

これだけのクオリティーのミステリーを読ませていただいて嬉しい限りです。問題編と解答編に分かれているのも推理小説好きにはたまりません。一旦間を置いてからの解答編に臨めるのは伏線に気づけば楽しい瞬間です。心理学の説明から伏線の置き方、ブラコン妹のブラコンぶりに兄の影が薄いようでいて「あるある」の口癖がなぜかツボにハマるという具合に全てが程よく織り込まれています。一度読めば癖になる事間違いなしです。

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