一億円と無価値のワナビ

なんて荒んだ心をお持ちのあなた。
是も否も言わず、とにかくこの短編を手に取ってください。
すると、あら不思議。
もっと心が荒んでしまいます。
くそっ！　　結局、世の中、金、金、金だよな！

やられました。
でも、僕も１億欲しいです。

最後に落とされました。サクッと読んでガクッと落ちる。短い中にギュっと詰め込まれています。何がかは本編で。

物語を書くという本質を、昔話のようなノリで語ったショート。

例のジョーク、と濁しているのは、どんなジョークかを言ってしまうとオチが読めてしまうので、言わないでおきたい。
1400字程度なのでとりあえずさっと読んでみよう。

胸が熱くなると思ったけど。いいオチで、気持ちのいいこの脱力感。
クスリと笑わせてもらいました

あたりまえだこのやろう！（笑）

となること請け合いです。

切れ味よい短編小説でした。

いい話かと思いきやのこの結末。完全に裏切られました。