ユングのことが書いてある部分などが興味深かった。 「シャドウ」という概念が、こういう小説に合っているように思えた。
★やレビューをくださった方の作品は読みに行くようにしています。 ただし、長編の場合、少し読んで面白くなければ最後まで読まないかもしれません。 作曲家の筒…
トリッキーな登場人物らが織り成すケレン味たっぷりのやり取りに、思考の間隙を縫うかの如き論理の再構築。麻耶雄嵩を最愛とするプロフィールにも納得です。それにしても、ブラコン一直線の妹視点がまさかここま…続きを読む
先天的にしろそうでないにしろ、この物語の主要人物は序盤から、多くのモノを欠いた存在として強く主張されている。あらゆるメタファーが多次元的に束ねられ集約される対象が彼なれば、その人物像もより強固か…続きを読む
短編でありながら新本格ミステリとしてかなりの完成度を誇っている素晴らしい作品でした。ブラコンの妹と言う解りやすいキャラもラノベ読みの視点から見ても読みやすかったです。心理学の話もすんなりと頭の中…続きを読む
ミステリイとはこういうものかと教えてくれる良作です。シンプルな犯人探しの筋書きは安定感があり、謎を牽引する糸も個性的で楽しめます。中でも特筆すべきは丁寧に作り込まれた、キャラクター造形のお手本の…続きを読む
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