著者様の東京での実体験がつづられたお話。
本当に人間捨てたもんじゃないと心から感じた作品でした。
特に印象深かったのは落し物をしたとき、著者様が戻ってくるまで待っていてくれた女性の話。
なかなかできることではないな、と思います。
東京の人は冷たい、関東の人は冷たいと誰かが言っているのを聞いたことがあります。
私はその意見は違うと思います。
人の優しさや冷たさは、どこの土地の人間だから、というのはほとんど関係ない。
だから著者様の体験や意見はとても貴重なものであり、多くの人にこの作品を読んでもらいたい。この作品を読んでどこにでも優しさはあるんだと知ってもらいたい。
心からそう思います。