　どれだけの時間が経ったのか、もちろん体内に内蔵された時計に、太陽や地球その他もろもろの星の位置で正確に時間は出せた。

　ＴＡ９９９のカメラ映像の端には、２１７３／１２／０９ー１９：２３：４２と表示されている。

　最近は施設の補修が追いつかない。にも関わらず資材は底をついていた。

　ソーラーパネルも小さな隕石によって割れたものが増えた。

　そのカメラ映像の逆隅、バッテリーロウ。と表示されていた。

　自らのボディーを修復することすら困難になり始めていた。

　ＴＡ９９９は蒼い地球をただただ見上げていた。

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