第23話
どこかの砂漠。
砂色に塗られた戦車が隊列を作っていた。
時々止まり一斉に街へ砲弾をたたき込む。
何発も撃つと、飽きたかのように隊列は進み、適度な場所からまた撃ち続ける。
そのとき砂漠が持ち上がる。砲台が回転し砂柱に向く前に砂色の蜘蛛が戦車をひっくり返す。
砲台のようなアームから、立て続けに砲弾が戦車に撃ち込まれる。
12台の戦車はあっという間に鉄くずと化した。
どこかのジャングル。
迷彩をほどこしたゲリラ達が正規軍の基地を奇襲しようと包囲網を縮めていた。
ゲリラ達がその中規模基地に一斉に乗り込むが一切の抵抗がない。
中央の広場に集まるゲリラ達。
そのとき。
3機の鋼鉄の迷彩蜘蛛がどこからか現れた。
カラシニコフを撃ちまくるゲリラ、RPGも放たれたが全て無駄だった。
煙のなから人の腕ほどもある機関銃アームがにょきりとはえる。
大量の薬莢が地面に捨てられた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます