我那覇キヨ

スゴかった……

　与謝野アキコの生涯を描いた傑作である。 　大河ラノベ、と銘打っている通り、堅苦しく難しい言い回しは登場しない。 　少年バトル漫画のようなノリと明るさで、サクサクと読ませてくれる。…続きを読む

これはすごい小説です。 まだ怒られてないだけなのか、はたまたルールを把握し、そのライン上を掠めるように飛ぶ彗星のような作品か。 いずれにしても腕と気骨がなければできない芸当です。…続きを読む

クラシックスタイルなミステリ。 こどもの頃に夢中になって読んだシャーロックホームズ全集を思い出す。 初期のミステリは冒険小説だった。 いかがわしい阿片窟、ロンドンの街並みとそこに暮…続きを読む

　わたしが筆者の籠原スナヲのことを知ったのはTwitter上でのことだ。「面白い持論を言っては厄介な人に絡まれている人」というのが第一印象だった。 　インターネットでは持論を展開…続きを読む

なんかいい。
作者の、書かずにはいられなかった感を感じる。

もっと丁寧にとか、会話の流れを自然にとか、色んな書き方はできるはずなのだろうけど、素材のままドンと出す感じがよかった。

　鉄腕アトムの時代から、フィクションでは自我を持つロボットの人権は何度もテーマになってきました。 　果たして自我を持つ存在が人類以外に現れた時、人類は自らの特権をその存在に対しても…続きを読む

実は昨今のバトルものの骨子は、ブラックな環境に所属しながらのバトル&友情となっています。 ブラックな環境、という要素はスラムダンクやドラゴンボールの頃には無くて、ナルトあたりから…続きを読む

　初めて読んだ架空戦記物になります。 　こと日本では戦争を扱った物語に対し、それが架空世界の戦争物であったとしても「敗戦の歴史のルサンチマンが結実したものだ」のような言説を見聞き…続きを読む

“物語”への深い愛情と信頼の物語。 “物語“への愛情故に、改変や新たな作成を禁じる教義が出来た世界で、それでも創ることを止められない人々の織りなす物語。 人の業や愚かしさも含め…続きを読む

ホラーは品質が重要です。 怖いという感情が現れるには、その世界に充分入り込めないといけませんから。 その点、この作品は大丈夫。 入り込めることは保証いたします。 戻って来れるかは…続きを読む

こどもができて、男女の関係が変わる。 この際に愁嘆場や修羅場が起きなかった場合(それはつまり、生活に困らないだけの収入なりが確保されているということだが)の物語が描かれている。 …続きを読む

おそらく、コンテストのレギュレーションのため、あらすじに結末まで書いてあるのだと思われますが、あらすじを読まずに読んだ方が面白いので、あらすじ読まずに読むことをおすすめしたいです。…続きを読む

積み重ねさせない力を操って、それでもなお積み重なるものを求める展開はモチーフとしても興味深いなと思いました。 いつか心を操ったかどうかを説明しなければならない時が来るでしょうから…続きを読む