望む自分になることに踏み出せない兎賀絆。メタバースで出会った人たちに教わって少しずつ変わっていく…。 雨上がりの夏を抱きしめるような話を書きたいなあ…と思ってたのでした。

日差しがキラキラする空を飛んでみようよ! きっと心から笑えるから! スカっとした夏っぽい話を書きたいなあ…と思ってたのでした。 空、飛びたいですね。

小学生男子が「あばんすとらっしゅ!」とか「いちのかたーみなもぎりー!」とかと同じように、「ぼーこーぶれいかー!」と言いながら遊んでいる、そんな世界の話。 ある夏の日に蒼月瞬は姉に…

キュンキュンしちゃうガールズラブの告白シーンだけをよりぬき厳選処理して140字でお手元に! おまけ短編として、140字以上の小説も追加しました!

男の娘が痴漢に会うとなかなかたいへん! コーヒーを飲みながら余韻を紛らわしたり、初めてブラをつけてときめいたり! そんな男の娘のあれやこれやを読みやすい短編にしてお届け!

泣かせに来ました。いつもの冬寂さんなのでひねってはあります(笑)。 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト応募作品!

妹と姉、身近なあの人、いつも見てくれる親友…。そんな女の子同士の恋愛話を短編集の形でまとめてお届けします!

ハヅキにいつも何かに巻き込まれるアリサ。ふたりは人類最後の砦と言われる研究所で、食料の研究をしていた。1週間も行方をくらましていたハヅキがアリサへ持ってきたものは仮想世界へ入れる…

至るまでの話より至ったあとの話が面白い！ いろいろな男の娘がしちゃったあとのお話を、その想いを、そのせつなさを、短編で切り出してお届けしますー。

美月は親友に聞いていた。保健室に黒ずくめの幽霊が出ることを。ある日、遭遇してしまったその幽霊は、人間だった。保健室登校をしているという幽霊、藤代に、保健室の先生は友達になれと言う…

「死にたい」という僕のつぶやきを見た西城は、深夜に僕の家にまで来てこう言った。「なあ、ドライブ行こうぜ」。やさしい彼の態度に僕はどうにもならなくなり…… 「５分で読書」短編小説コ…

ああ、カレーはうまいよ。食ってくかい? それじゃできるまでに、君の疑問に答えておくよ。少し長いかもしれないけど、君なら聞いておいて損はないよ……

転生悪役令嬢ファルラ・ファランドールは、ついにその日を向かえていた。華麗なる舞踏会の最中、ジョシュア王子に叩き付けられるその一言。 「我が将来の妃、ファルラ・ファランドールよ。…

「ねえ、もっちん、どう？　変じゃない？」というあーちゃんに、私は「うん、かわいいよ」としか言い返せなかった。 泣き出したあーちゃんの腕をつかんで、冷たい教室を飛び出した。「海が見…

ミノリ・フジシロは草原にいた。その先は祖父がどうしても行きたかった場所だった。がっちりとした男イクヤ・ミズガセが迎えに来て、手を引っ張る。森を抜けると、そこは果樹園だった……。 …

親友に自分の気持ちを伝えたい「私」。 詩と小説の中間を目指して見た実験的なものになります。よろかったらぜひ。

「#私が悪役だったらありそうな設定をフォロワーさんが引用リツイートでイメージ3個言ってくれる 　その設定でSS作るお ٩( ᐛ )و」 という私のつぶやきから生まれた小説です。…

大阪に行っていた千鶴。私は彼女からの電話を受け取った。耳に触る風の音。最終の新幹線の中から彼女は電話をかけていた。 千鶴の「好き」の一言が、蓋をしていた私の心に響く。 浮気、不…

遺骨をダイヤモンドにして空から降らせる、という店に男が来て……。 クロノヒョウさん自主企画参加作品！

　恋がわからない女子高生紫乃は、一年下の後輩鳴見から告白を受ける。恋する女の子のキラキラとしたようすに思わず「返事は保留にして欲しい」と返す。実は紫乃は小説家名瀬史緒のところに暮…

隣の席に座るチサトの胸を、授業中ずっと見ていたアヤサキ。 それをチサトの親友であるキザキが咎める。 アヤサキがおっぱいに興味があるには理由があって……。

同人サークル『黒猫飯店』のメンバー、クロサキ、タマヨ、ミサキ、そして私ことアヤネは、中華をつまみながら即売会の打ち上げをしていた。そのとき、酔ったミサキが言う。「うち、おっぱい揉…

世間と折り合いをつけられない汐里。 物作りに熱中するあまり、恋人と別れることになった瀬那。 そんな化石なふたりが、サカバンバスピスに出会って……。 ほのぼの百合です！　流行り物…

逃げた勇者を捜索しているパーティで、大剣を用いて盾役をしていたアスリーは、ある日パーティからの追放を言い渡される。 司祭であるキスミ、黒魔導士のアザリア、勇者見習いのムムカ、そし…

人との距離を感じる奏向、他人の言うことを聞かない遥香。ふたりがふとしたきっかけで、地球からシリウスまで家出旅を始めます。 「……ここじゃないどこかへ行きたい」 「なんだよ、それ…

　作家、黒原史緒は、純粋失読という病名を医師に告げられる。文を書くことはできても、書いたものを読んで理解することができなくなるその病気は、作家としては致命的だった。 　同性の恋人…

　百合漫才師『ひなみぽん』の美帆と陽菜はまったく売れていなかった。下北沢で公演したあと、つい演技中に自分のネタで笑う陽菜へ美帆は怒り出す。ヤケになって酒を飲み、路上で「売れたい」…

午前1時。学校に行けなくなった女子高生、千代がそっと部屋の扉を開く。待っていた黒縁メガネのお姉さん、夜海といっしょに、深夜の横浜をお散歩する。夏の雨が降るなか、石川町から元町、中…

カクヨムWeb小説短編賞2023　短編賞創作フェス「スタート」参加作品！ 女性登山家、ジュンコ・タナイベは、12歳で月の山に登り、20代で月の三大峰を単独登頂するという輝かしい経…

小学生の僕、有賀祐一は、あの日のことを忘れられないでいる。 仲良しクラスだった5年2組は、ペンギンによく似た少女「ペン子」のせいで、僕たちの普通はがらりと変わった……。 すこし…

　実験宇宙船アウスタティング号はついに天王星へのアプローチ軌道に入った。船内では知性化が施されたペンギンがたくさん飼育され、その世話をしながら主人公ナオ・イチムラは、自分が母親に…

薬を盛られ盛り場で倒れ込んでいた男、水無瀬悠里には妊娠願望があり、男性を相手に売春を繰り返し、その日暮しを続けていた。そんな悠里を助けた女医、松浦京香は自身も悠里と同じように売春…

大阪環状線野田駅で眠さをこらえる女が飛び乗ったのは、土星の手前で止まる終電だった。一緒に乗り過ごした赤い髪のお姉さんと仲良くなり、地球へ帰る寝台列車に乗り込むと……。 自分を励…

恋愛に関して書き溜めていたテキストが発掘されたので公開してみます。恋愛版ルバイヤートとでも思って読んでいただければ幸いです。 あなたに刺さる言葉がひとつでもありますように。そう心…

生まれつき色がわからない主人公は、幼い頃から「普通」であることに憧れ、周囲の期待に応えようともがいてきた。唯一、彼女を理解し助けてくれたのは幼馴染の咲希だった。しかし、家庭の不和…

ある朝、紗英はいつも騒がしい叔父・英雅の声が聞こえないことに気づく。離れを訪れると、そこには叔父の痕跡すらなく、まるで最初から存在しなかったかのようだった。しかし、確かに彼はいた…

自主企画「【百合作家様へ】あなたが持つ「百合観」をインタビューさせてください！」に答える形で書いてみます。 https://kakuyomu.jp/user_events/168…

心の中で、津田健次郎が今日もささやく。「おいおい、こいつは……。どうすればいいんだろうな」と――。 社畜エンジニア七海は、わりとどうでもいいはずだった会議で、ひとりの彼女と出会う…

小さな頃に見たダンス動画。その輝きが、すべての始まりだった。 憧れのアイドル、トップアイドルグループ「シャイニークラウン」のレギュラーメンバー「藤代澄怜」に一歩でも近づきたくて、…

30年男だった私は、女として生きたいと願った。だが息子は泣きながら言う。「ママにならないで」。蝉の声が焦げる夏、壊れた家族の中で、私は母にもなれず、父にもなりきれず、薄紫の空へ消…

三番目の月が昇る夜、図書館の窓に浮かぶふたりの少女の影──その秘密は、はるか地球から旅立ったAIの少女ギノと、異星の少女クヤビの出会いに始まる。幾千年ものあいだ、言葉と想いを電波…

小学四年生のとき、「ぼくにもできそう」と思って作った料理が、世界と繋がる最初の手がかりだった。夜の仕事をしていた母は不器用で、固くて噛み切れないステーキばかり作ったけれど、ぼくの…