30秒小説、という短い字数の形式が最近、注目されてきている気がします。その形式で100話が書かれた作品です。100話と一口に言うのは簡単ですが、これだけ多く書ける方が果たして、どれだけ居るか。短い字数だからこそ、逆に難しいと思いますが。
書かれた時期的に「ハロウィン編」などがあります。あとがきにも書かれている通り、一つ一つが「れっきとした小説」なのだなぁと。最後には話の一つが、もっと長い短編形式で語り直されます。
社会からの受け止められ方が異なるだけで、そこにあるのは恋であり愛であり、それぞれの人生で笑いや涙があるのだと。そう思いました。もっと評価されていい作品です。